貯蓄が「1000万円」あるので定年後は働かなくてよいかと考えています。老後は年金もあるので貯金を崩すときは「大きな出費」があるときだけですよね…?
貯蓄1000万円では足りない可能性もあり! 老後生活をシミュレーションして無理のない計画を
一般的な老後の家計収支を調べてみたところ、無職の単身者では毎月3万768円、夫婦二人であれば3万7916円の不足分が生じることが分かりました。老後人生が30年間続くとすると、家計収支の不足分は単身者で1107万6480円、夫婦二人であれば1364万9760円となり、貯蓄1000万円では足りなる可能性があるでしょう。 節約などして毎月の家計収支がマイナスにならないようにできるケースも考えられます。しかし老後は、リフォーム費用や介護費用、そのほかの大きな出費が発生する可能性もあり、自身のケースでどれくらいの費用になるかシミュレーションしてみることは大切です。 貯蓄1000万円では不安だと感じる場合は、定年後も働けるうちに働くなどして、貯蓄を少しでも増やしていけるようにできるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要(19ページ) 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会 2023年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査 結果報告書 (22ページ) 公益財団法人生命保険文化センター 2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>(94、97ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部