宮﨑小雪が元ボクシング世界王者から2度のダウンを奪ってKO勝ち。連勝を13に伸ばす【RISE180】
セミファイナルのスーパーライト級(-65kg)戦では同級4位の麻火佑太郎(PHOENIX)がフランクちゃん(タイ/TRY HARD GYM)に2RでKO勝ちを収めた。 麻火は当初、前RISEライト級王者の直樹と対戦の予定だったが、直樹がケガで欠場。2週間前に相手がフランクちゃんに変更になった。フランクちゃんは現在、TRY HARD GYMでトレーナーを務めながら試合にも出場。ラジャダムナンスタジアムボクシング130ポンド、135ポンドで王座を獲得したこともあるファイターだ。 1R、サウスポーの麻火とオーソドックスの構えフランクちゃん。いきなりローのフランクに麻火は前蹴り、そして左インロー、右ジャブ。フランクちゃんも右インロー。圧をかけるフランクちゃんに麻火は前蹴り。なおも前に出るフランクちゃんに足を使って交わしては右ジャブ。前蹴りでボディーを効かされるフランクちゃん。麻火は右ロー、右ジャブ。フランクちゃんは追って右ミドルも麻火は右に回って防御。とにかく前に出るフランクちゃんだが、麻火は足を使って華麗にかわしては右ジャブ、ヒザを打ち込んでいく。
2R、フランクちゃんは圧をかけて右インロー、右ミドル。麻火はかわして右の横蹴りを顔面に。なおもヒザをボディーに打ち込む。それでも前に出るフランクちゃんに麻火は下がりながらカウンターの右フック。これがズバリと決まり、フランクちゃんはダウン。失神し、そのまま立ち上がれず担架で退場した。 麻火は試合後のマイクで「急きょ試合を受けてくださったフランクちゃん選手、ありがとうございます。僕はまだRISEで結果を残していなくて、世界と言っても“麻火では無理だろう”と言われるかもしれませんが、9月の査定試合、もしチャド・コリンズ選手やイ・ソンヒョン選手の相手が決まっていなければぜひやらせていただきたいです」とリングサイドの伊藤隆代表に対戦を要望。そして「絶対に僕が世界を獲るので楽しみにしていてください」と会場のファンにアピールした。