ゆるぎない圧倒的な人気 スポーツカーの定番と言えばこれ! 第6位、ポルシェ911カレラ 自動車評論家44人が選んだ「2024年 身銭買いしたいクルマのランキング!」
MTのカレラTは久々に俺たちの911感が宿る1台!
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。「いい・悪い」ではなく、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」に加えて、今年はオリンピックイヤーにちなんで「時代のトップランナー」も選考テーマとした。44名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年もEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員が加わって、2024年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2024年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。6位にランクインしたのはスポーツカーと言えば誰もが名前をあげるこのクルマ! 【写真22枚】スポーツカーの定番と言ったら911カレラ! なかでも今注目なのはマニュアルが選べる軽量モデルのT 詳細画像はコチラ ◆第6位! ポルシェ911カレラ・クーペ(4含むカレラ系全て) 182pt エンジン・プレミアム・クラブ会員のなかで圧倒的な支持を受け、昨年の15位から大幅にジャンプ・アップ! 7名のエンジン・プレミアム・クラブ会員が選出、そちらでは堂々の1位ですって! ようやく992・2型が発表されましたが「ついにハイブリッド化された新型がどう変わっていようと、このクルマの持つリア・エンジンという特殊なレイアウトに由来する唯一無二の乗り味は変わらないはずだ」(村上政氏)。「“992・2”は非常に楽しみ。操って楽しいポルシェの伝統が守られることに期待大!」(大谷達也氏)。「愛嬌のあるスタイリング、4シーター、水平対向エンジン、後輪駆動、それが60年間時代に即して貫かれている」(藤野太一氏)。「ハイブリッドシステムを積んだ新型911の完成度は間違いないはず」(高平高輝氏)。 というように、その新型への期待の高まりをストレートに打ち出した派と「ここ1年で乗ったなかではカレラTのMTが楽しかった。独特なのはやはりRRゆえの強力なトラクションで、一度味わうと病みつきになる」(石井昌道氏)。「MTのカレラTは久々に俺たちの911感が宿る1台でした。オプションもエンブレム類もなし、定価そのまんまで乗りたいです」(渡辺敏史氏)。「選ぶのはマニュアルが選択できるTの、最も安価なモデル。控えめなパワーは操る楽しみがある。後席もない潔さがステキ」(塩澤則浩氏)。「ポルシェ911の偉大さを改めて思い知らされた。カレラTには930時代の香りがある! 今のフェラーリには328時代の香りなんてゼロだけど! もうそれだけで涙が出る。ああ911は偉大なり」(清水草一氏)。「ジャストパワーで手足のように思い通り操れる素の911、特にMTのカレラTが欲しい!」(犬田行宣氏)。と、カレラTへの感動を強く打ち出した派に、コメント的には分かれました。 そして「幸運が重なって手元にやってきた992・1カレラTのMT。理想の911、いつまでもドライブしていたい」というIGA氏は、うらやましい限りですが、というのも結局のところ「カレラTの清々しい走りが私の好みにドンピシャだった。普段使い+αの領域で得られる素うどんのようなドライビング・プレジャーは2駆のカレラがピカイチだと思う。次期型も楽しみ!」と村山雄哉氏がおっしゃるように、カレラTみたいなスゴイの作れるんだから、次も絶対イイはず! というのが、皆さんの本音だと思うからです。 そうそう、塩澤氏が潔いとしていた後席は、992・2では全車0円オプションになり、さらに潔く進化。それだけで気持ち昂っちゃいます。 とにもかくにも「RRの癖が残っているのが素敵です」(hellokappa氏)。「どうにかして乗りたい。ストーリー、伝統、実績。ポルシェは別格!」(M5P25213氏)。「古典にしてベストなスポーツカー」(ヨッシー氏)。「一度は所有したいとずっと憧れている車ですが、未だ高嶺の花です」(森屋重吾氏)。という感じで、つまり「いつかは欲しい!」というのが、みんなの心の声。もちろん私もそのひとりです。 だからこそ余計に「同じ1963年に生まれて、同時代を生きてこられたことを心から幸せに思う」という村上編集長のお言葉に、より重みを感じるんでしょうね。 ◆ポルシェ911カレラ・クーペ 全長×全幅×全高=4519×1852×1298mm。ホイールベース=2450mm。車両重量=1580kg。水冷水平対向6気筒ターボは最高出力385ps/7500rpm、最大トルク450Nm/1950~5000rpmを発生、8段デュアルクラッチ式自動MTを介し、後輪を駆動する。車両価格=1694万円~(スペックはすべて素のカレラ)。 文=竹岡 圭 写真=神村 聖 ◆ポルシェ911カレラ・クーペ(4含むカレラ系全て)には10人が投票した! 182pt/竹岡20pt+村上20pt+石井18pt+清水草一18pt+村山18pt+渡辺18pt+高平17pt+大谷13pt+藤野10pt+塩澤4pt+EPC26pt ◆911カレラ・クーペに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はENGINEWEBでチェック! (ENGINE2024年9・10月号)
ENGINE編集部
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