23区内飲食店の時短要請を延長 9月15日まで、小池知事「依然、警戒が必要」
東京都の小池百合子知事は27日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、酒類を提供する飲食店やカラオケ店に対して行っていた夜10時までの営業短縮要請を、23区内に限って9月15日まで延長すると発表した。多摩・島しょ地域については「人口に比べて感染者数が抑えられている」として、8月31日をもって要請を解除すると述べた。 【会見ノーカット】東京都の小池知事が臨時会見 23区内の時短営業要請を延長へ 会見で小池知事は「現在は新規陽性者数が低下傾向にあるとはいえ依然高止まりとなっており警戒が必要。お盆休み以降の人流データを見極める必要もある。専門家の皆さんからは、現在の対策や取り組みを維持する必要があるとコメントを頂戴している」などと説明。要請に応じた事業者には1事業者当たり15万円の協力金を支払うという。 都では、PCR検査体制の拡充などを受け、7月以降、新規感染者の数が増加。7月28日からは13日連続で200人以上の感染が確認され、8月1日には1日としては過去最高となる472人の新規陽性者が出た。一方、その後はやや減少傾向となり、24日には約1か月半ぶりに100人を切った。
