Bang & Olufsen、“ブランド史上最高のヘッドホン”を謳う「Beoplay H100」。Dolby Atmos対応、LDACも対応予定
Bang & Olufsenは、ブランド最高を謳うワイヤレスヘッドホンのフラグシップモデル「Beoplay H100」を発売する。価格は税込229,900円。 チタニウム製の40mm径エレクトロダイナミックドライバー搭載。バッテリーはDSP制御のしやすさを考慮した2バッテリー構成 本機は、同ブランドの95周年を記念して2020年9月に発売したヘッドホン「Beoplay H95」をベースに開発した、新しいフラグシップモデル。来年迎えるブランド100周年に向けて、本体設計や音質、デザインに至るまで、すべての分野で改良が加えられており、「これまでに開発した中で最高のヘッドホン」だとアピールしている。 ドライバーユニットには、チタニウム製の40mm径エレクトロダイナミックドライバーを搭載。USB有線接続において94kHz/24bitのハイレゾサウンドをサポートしており、豊かなサウンド体験を実現するという。また、新規開発のアダプティブ・オーディオ・プロセッシング「EarSense」技術を導入。これによってユーザーの装着感にあわせてサウンドをリアルタイムで調整し、パーソナルなリスニング体験を可能にしているという。 さらに、Dolby Atmos認証の空間オーディオとヘッドトラッキングに対応。そのほか音質面では、B&Oアプリと接続することでカスタマイズできる5種類のプリセットEQが使用できる。 左右あわせて、デジタルMEMS音声マイクを4基、MEMSフィードフォワードマイクを4基、ANC/透過機能用アナログフィードフォワードマイクを2基の、合計10基のスタジオグレードのマイクを搭載。アクティブ・ノイズキャンセリング機能に対応するほか、集音機能「TrueTransparency」も搭載しており、モードを切り替えることで瞬時に外部の音を取り込むことができる。また通話においても、風切り音や背景ノイズを低減し、クリアな通話品質を実現しているという。 そのほか機能面では、装着するだけで自動的に電源をオンにする機能や、2台の異なるデバイスに同時接続できるマルチポイント接続に対応する。 デザインは前モデルから大幅に刷新しており、本体はDSP制御のしやすさを考慮した2バッテリー構成。ヘッドバンドは人間工学に基づいて設計されており、3Dフォームを新たに採用したインナーヘッドバンドや、イヤーパッドの向き(L/R)に編み込んだアイソレーター、ラムスキンレザー製のイヤーパッドの採用によって快適な装着感を提供しているという。 “Cradle to Cradle「ゆりかごからゆりかごまで」”のスローガンのもとモジュール構造を採用し、長寿命とメンテナンス性の向上を図っている。ヘッドバンドとイヤーパッドが簡単に取り外しができ、パーツの交換・修理が容易に行えるようになっている。また、バッテリー、ハウジングのガラス面、ドライバー、回路基盤などの主要部品も簡単に交換・修理可能なデザインとなっており、ヘッドホンの長寿命化に寄与しているという。 ハウジング部はアルミニウム、タッチインターフェイスには傷つきにくい硬化ガラス製を採用。左右にダイヤルを装備しており、右側では音量コントロールを、左側ではANCおよび透過、集音レベルの操作が可能。 本体カラーは、「Infinite Black」「Hourglass Sand」「Sunset Apricot」の3色を展開。上質な素材と高級宝飾品からインスパイアされたカラーを使用し、時代を超えて愛される洗練されたデザインを目指しているという。 周波数帯域は10Hz - 20kHz/10Hz - 40kHz(ハイレゾモード時)、感度は103dB。Bluetooth 5.3に対応し、コーデックはSBC/AACをサポート、2025年のアップデートでLDACへの対応を予定する。 バッテリーは、ANCオン時で最大32時間、空間オーディオとヘッドトラッキング使用時で最大30時間の連続再生が可能。急速充電に対応しており、5分間の充電で5時間の連続再生が可能となっている。質量は375g。付属品として、専用キャリングケースや、有線接続ケーブル(USB Type-C to 3.5mm)、充電用ケーブル(USB Type-C to C)等を同梱する。
編集部:岡本雄