移住で500万円、保育園無料 「ふるさと納税」活用 子育て世代呼び込む宮崎県都城市
■最先端医療…地元民にも恩恵
都城市で最大規模を誇る病院。昨年度は県内でもトップクラスの救急患者、およそ3500件を受け入れ、この日も多くの患者が診察を待っていました。 都城市郡医師会病院 岩切弘直副院長 「高齢の方も安心して、地元で完結するような医療が目指せる」 こちらの病院では、現在の病棟の隣に「心臓・脳血管センター」を新設中。その完成予想図です。延べ床面積は、およそ3000平方メートル。総事業費は47億円で、およそ3億7000万円以上がふるさと納税の寄付金からまかなわれているといいます。 岩切副院長 「これまでは宮崎市内まで行って治療を受けなければいけなかった。心臓の弁膜症であったりとか、そういった治療を都城市内で受けれるような施設に」 これまでは心臓・脳疾患の重症患者はドクターヘリなどで宮崎市内の医療機関に搬送するしかありませんでした。心臓・脳血管センターの完成により、都城市でも高度な医療が提供できるようになり、搬送時間の短縮にもつながります。 集中治療室(ICU)などを増床し、放射線装置を備えた「ハイブリッド手術室」なども新設するといいます。 岩切副院長 「(心臓や脳の疾患は)ご高齢になるほど増えてくる病気です。そういった疾患に安心して対応できるような施設というのは、地元に必要不可欠だと思います」 稼働は来年6月ごろを予定しているといいます。病院の利用者は、次のように話します。 都城市民(60代) 「患者さんにとっても家族にとってもありがたいばかりです。(ふるさと納税で)有効活用というか」 都城市民(50代) 「ふるさと納税が入っていることによって、医療もしっかりしてくれるならありがたい。心臓とか難しい病気になると、宮崎市のほうに1時間くらいかけて医大のほうに送られていたりするので。そこが充実してくれると、(約1時間が)何分で治療に入れるというのは大きい」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年12月18日放送分より)
テレビ朝日