【ラグビー】元日本代表レメキ「練習行くのが5分早くなった」…4季ぶり三重復帰“唯一”の変化
12月に開幕するラグビー「リーグワン」1部、三重ホンダヒートのBKレメキ・ロマノラバ(35)が3日、都内で開幕前イベントに出席し、4季ぶり復帰の経緯を語った。 W杯2大会に出場した元日本代表が、鈴鹿に帰ってきた。NECグリーンロケッツ東葛から戻り、再び黒と赤のジャージーに袖を通し「なんも変わってない」。変わったのは昨年、練習場近くに開通した「バイパスができたこと。家から練習に行くのが5分くらい早くなった」と笑わせた。 14年から7季在籍した古巣のオファーに応えた。三重に加え、4チームから声をかけられていた。「関東に残ろうと思ったけど、最後にホンダから連絡が来て」。迷いもあったが「前にプレーしたことがあるから、めっちゃ住みやすいし。(家族も)友達にがたくさんここにいるから」と決断した。 チームは昨季、1部昇格1季目で12チーム中11位。2部との入れ替え戦をへて、辛うじて残留を決めた。今季は自身を含め14人が加入し、競争力の高まりを感じている。レベルは「めっちゃ上がってる」。練習も激しく「めっちゃ楽しい」。複数ポジションをこなすが「どっちでも大丈夫」。機会があればSOを務める可能性を示唆しつつも「多分、バックスリー(WTB、FB)とセンター(CTB)」と明かした。 「ホンダでプレーオフに行きたい」。2度のW杯や、7人制での五輪出場を果たしてきたが「リーグワンやトップリーグで優勝したことがない。次はそれを目指したい」と宣言。今季はプレーオフに進出できる上位6チームが目標。チームは3年後の優勝を目指しており「今年次第。今めっちゃいい選手をたくさん集めていて、どこまで行けるか。今年にベスト6に行くんだったら、2年後に優勝できる」と描いた。開幕戦は21日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でブラックラムズ東京と対戦する。【飯岡大暉】