異例の猛暑 ようやく終息へ 次の3連休は西・東日本で大雨か 前線と台風の影響は
23日以降 雨でも気温高め
23日(月)振替休日から28日(土)にかけても、秋雨前線や湿った空気の影響で、九州から東北は雨が降りやすいでしょう。北海道は晴れる日が多いものの、25日(水)は雨が降りそうです。沖縄は26日(木)にかけて曇りや雨の予想。新たな台風が発生して、予報が変わる可能性もあります。 気温は、全国的に平年より高い日が多いでしょう。最高気温は、九州から東海では30℃くらいまで上がる日がほとんどで、不快な蒸し暑さが続きそうです。関東や北陸、東北は25℃以上の夏日の日が多いでしょう。日中は蒸し暑い日が続きますが、朝晩は涼しく感じられそうです。
大雨が発生 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。 ①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。 ②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。 ③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。 ④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。 ⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子