【Jr.ウインターカップ】連覇を目指す四日市メリノール学院中が3大会連続4強進出、注目の白谷はまたもダブルダブル[中学バスケ]
四日市メリノール学院中が51点差で大勝
1月6日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」男子準々決勝で、前回王者にして全中3連覇中を果たした四日市メリノール学院中(三重)とadorare(和歌山)が対戦。終始、主導権を握った四日市メリノール学院中が92-41で勝利し、3大会連続となるベスト4進出を決めた。 【写真】四日市メリノール学院中対adorareの写真ギャラリー(20点)をチェック 四日市メリノール学院中は、初戦となる2回戦でMEIHO EAGLES(大分)に74-30で勝利すると、全中ベスト8メンバーが揃う金沢学院クラブU15(石川)を84-53で下しての準々決勝進出。男子U18日本代表のNo.34白谷柱誠ジャックは2試合連続でのダブルダブル。No.86青井遙臣も19得点、26得点と得点源になった。一方、1回戦からだったadorareはZEPHYRS(福島)に58-56、香東中(香川)に60-51、越谷アルファーズU15(埼玉①)に60-52で勝ち上がってきた。こちらは誰もが得点できることが強みのチームだ。 四日市メリノール学院中は、まずNo.57仲見優汰が3Pシュートを含めて連続得点。No.34白谷、さらにNo.86青井も続いてスタートダッシュを決めた。対するadorareはNo.28西端来八駒の3Pシュート、No.13大西連斗のシュートで幸先よく5点を奪ったが、その後はディフェンスに苦しんで得点がストップ。4分経過時点で四日市メリノール学院中が16-5と早くも2桁リードを作った。その後、No.2花木成悟の3Pシュートも飛び出したadorareだが、四日市メリノール学院中の22-10で1Qを終えた。 adorareは2Q、一瞬の速さを生かして攻める。しかし、No.3知念栄斗が3Pシュートを沈めたものの、なかなか突破口を見いだせない。四日市メリノール学院中はNo.34白谷のリバウンドからNo.17鐘ヶ江咲人の3Pシュートなど、速いテンポで攻めて得点し、残り4分強には35-14に。その後も、No.17鐘ヶ江がレイアップ、フローター、速攻と得点源になると、ハンドラーもこなすNo.34白谷がドライブからステップを刻んでシュートを沈め、49-20でハーフタイムを迎えた。No.34白谷が23得点、11リバウンドと活躍した四日市メリノール学院中は、74.1%(20/27)という2Pシュート成功率を記録した。 3Q、adorareは複数人で絡んでリバウンドを奪取すると速い展開で攻めてNo.28西端の3Pシュート、No.2花木のシュートで得点。開始3分では5-6と競った攻防を繰り広げた。しかし、中盤以降は四日市メリノール学院中がリバウンドで優勢となって得点を重ね、69-32で3Qを終えた。 4Q、四日市メリノール学院中はNo.34白谷がベンチに下がったが、下級生が活躍。2年生のNo.1堀内蓮、No.7小椋晴維、1年生のNo.56石山誠修がゴールにアタックして得点につなげた。大差が付いたものの、adorareはボールをプッシュしてオフェンスを展開。No.28西端がコーナー3Pシュートを沈めると、No.6谷瀬剛はファウルをもらってフリースローを決めて得点した。しかし、いい時間は長く続かず。4Qも21-9とリードを広げた四日市メリノール学院中が92-41で勝利した。 四日市メリノール学院中は、No.34白谷が約22分の出場で25得点、14リバウンドのダブルダブル。No.17鐘ヶ江、No.57仲見が共に17得点し、No.7小椋も11得点と4人が2桁得点を記録。adorareは3Pシュート3本を決めたNo.28西端が13得点、No.13大西が10得点と引っ張った。