「Yシャツはクリーニング」というこだわりを曲げない夫。「30年」出し続けたら総額いくらになりますか?
スーツを着用して仕事に行かれる方だと、ワイシャツの洗濯方法に悩まれることがあるかもしれません。 平日は毎日のように着用することになるワイシャツ。家で洗濯すれば費用はおさえられますが、中には「クリーニング」にこだわる方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、着用したワイシャツを毎回クリーニングに出した場合にかかる費用について、節約するコツとともにご紹介します。
平日に着たワイシャツを毎回クリーニングに出した場合の費用は?
2024年は土日祝日の日数が118日あるため、118日の休日と8日間有給休暇を取得したと仮定して、年間の出勤日にあたる240回ワイシャツをクリーニングに出したと想定しましょう。 ワイシャツのクリーニング代はクリーニング店によって異なりますが、1枚440円とした場合、1年で「440円×240回=10万5600円」の費用がかかることになります。 今回の事例にように、ワイシャツをクリーニングに出すこだわりを曲げない夫のために30年間出し続けた場合は、実に316万8000円もかかる計算になるのです。 もちろん自宅で洗濯した場合でも水代や洗剤代・電気代はかかりますが、ほかの洗濯物も一緒に洗うことになるはずなので、ワイシャツのためだけにお金をかけることはほとんどないでしょう。
ワイシャツをクリーニングに出すメリットとは?
ワイシャツをクリーニングに出すことで、自宅での洗濯ではなかなか落とせない汚れもしっかりと落とせる可能性があります。 特に、付着してから時間がたってしまった汚れは落ちにくく、においの原因になることもあるでしょう。そのようなワイシャツも、クリーニングできれいさを取り戻すことができるはずです。 また、のり付けによりパリッと仕上がるため、いつも新品同様の清潔なワイシャツを着用できます。 家で洗濯した場合はアイロンをかけて仕上げなければならない場合もあるため、手間も省けるでしょう。
ワイシャツをクリーニングに出す際の節約のコツ
株式会社主婦の友社が実施した「洗濯事情についての調査」では、「ワイシャツをクリーニングに出す」と回答した方はわずか7.9%でした。「高級なものや特別なものだけクリーニングに出す」という回答を含めても、あわせて3割にも満たないようです。多かった回答としては「家で洗うけれど、アイロンはかけない(形状記憶素材などアイロンの必要がない)」(40.8%)でした。 上記のように、形状記憶素材のシャツを購入すれば、クリーニングに出したり、アイロンをかけたりしなくとも、きれいな状態でワイシャツを着られるかもしれません。 クリーニング代をなるべく節約するには、料金の安いクリーニング店を探すか、割引キャンペーンなどを活用する方法などがあります。 また、「毎回クリーニングに出す」というこだわりを妥協できるのであれば、基本的には家で洗濯し、1週間に1回や1ヶ月に1回などの頻度でクリーニングに出す方法を提案してみるといいでしょう。 例えば、月に一度、5枚のワイシャツをクリーニングに出した場合は、1ヶ月につき2200円、1年につき2万6400円かかります。 30年に換算すると79万2000円になるため、年に240回クリーニングに出した場合と比べると230万円以上節約できる可能性があるでしょう。
ワイシャツを30年クリーニングに出し続けたら300万円以上かかる可能性がある
休みの日をのぞいて年間240回ワイシャツをクリーニングに出した場合、10万5600円の費用がかかる計算になります。 「ワイシャツはクリーニング」のこだわりを曲げない夫のために30年間出し続けたら、300万円以上の費用がかかってしまう可能性があるでしょう。 どうしても毎回クリーニングに出さなければならないのであれば、割引キャンペーンを利用するなどして節約する方法を考えることをおすすめします。 出典 株式会社主婦の友社 洗濯事情についての調査(PRTIMES) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部