【MLB】 ジャイアンツのスネルがノーヒットノーラン達成 過去3度の無安打投球も、ついに偉業成し遂げる
【ジャイアンツ3-0レッズ】@グレート・アメリカン・ボール・パーク
日本時間8月3日、ジャイアンツのブレーク・スネルがノーヒットノーランを達成。レッズ打線を9回11奪三振3四球に封じ込め、今季初勝利(3敗)を挙げた。今季のノーヒットノーラン達成者は3人目。レッズは先発のアンドリュー・アボットに8敗目(9勝)が付いている。 【動画】ジャイアンツ・スネルのノーヒットノーラン(MLB.comより) 7月は防御率0.75と絶好調だったスネルは、今日も圧巻の投球だった。スネルはこれまでのキャリアでも3回、5回以上を投げて無安打の先発を経験している。2021、2023年には7回無安打の投球を見せていたが、そのときには球数が100球以上に達していたため降板していた。しかし、今日は8回終了時で108球を投じながら、トータルで自己最多114球を投げ抜く熱投。今季ではロネル・ブランコ(アストロズ)とディラン・シース(パドレス)に続く3人目、ジャイアンツの球団史上では18人目の達成者となった。 ジャイアンツ打線も快投のスネルを援護。2回に8番ケイシー・シュミットの7号ソロで先制すると、絶好調の1番タイラー・フィッツジェラルドがタイムリー二塁打で追加点。そして7回には再びフィッツジェラルドが10号ソロを放って3点目をもたらした。フィッツジェラルドは直近14試合で9本塁打を放つ活躍がまだ続いている。 7月末のトレードデッドラインではトレードの噂も囁かれたスネルは、結局ジャイアンツに残留。ジャイアンツは売り買い両面の姿勢を見せながら、スネルをキープしてまだ今季を諦めないことをアピールしていた。そして、ジャイアンツは8月の2試合に連勝し、借金は1まで返済。ワイルドカードまでは4.5ゲーム差と道のりはまだ遠いが、エースの好投で勢いを付けられるだろうか。