レヴァークーゼンDFターが今季限りでの退団を明言 来夏フリー移籍で新天地へ
本人の意思は変わらず
今夏バイエルン・ミュンヘンへの移籍が有力視されながらレヴァークーゼンに残留することになったドイツ代表DFヨナタン・ターだが、来年2025年6月末で満了となるレヴァークーゼンとの契約を延長せず、今季終了後に退団する意向であることを明らかにした。 [映像]ブンデスリーガ第2節 レヴァークーゼン対ライプツィヒ ハイライト 昨季終盤から現地メディアの間でターのバイエルン行きの可能性が盛んに報じられるようになり、一時はバイエルンが同選手と個人合意に達したとの報道も出ていた。その後、プレシーズン期間中にバイエルンはレヴァークーゼンに対してターの獲得に向けた正式オファーを提示。しかし、移籍金の金額をめぐる両クラブ間の隔たりは大きく、最終的に交渉は決裂となった。 希望していた移籍が叶わずにレヴァークーゼンに残留することになったターだが、残るからには同クラブのために全力を注ぐと現地メディアの取材に対して発言し、シャビ・アロンソ監督もターのプロフェッショナルな振る舞いを称賛し、ブンデスリーガでは開幕から2試合連続で先発起用している。 しかし、ドイツ紙『Süddeutschen Zeitung』の取材に応じたターは、レヴァークーゼンを退団して新たな目標にチャレンジしたいという自身の気持ちに変化はないと語っている。 「僕の決断は以前と変わらず明確なままだよ。僕はレヴァークーゼンとの契約を延長しないつもりだ。サッカー選手としてのキャリアは短い。だから可能性のあることを全てやりきること、自分の経験を活かすことを僕は常にイメージしている。僕は自分のポテンシャルを使い切りたい。今年の夏、僕は『今がその時だ。何か新しいものに目を向ける時だ』と思ったんだ」 ターの発言通り契約を延長しなかった場合、ターは来年の夏に移籍金のかからないフリー移籍で他のクラブに行くことが可能になる。その場合、バイエルンが新天地の最有力候補となるが、イングランドの複数のクラブも獲得に動く可能性が高い。
構成/ザ・ワールド編集部