サス調整の基本はサグ出し。バネ荷重を体重に合わせてサスを活かすのだ
リアのサグ出し
では、リアの計測。といっても自分は乗ってるだけ。石原さんに支えてもらいつつ、計測してもらうという、相変わらず申し訳ない状況。キタコ リアショックのイニシャルは最弱まであと3-4mmという感じ。 ダートフリーク 石原さん「約192mmですね」 計算してみると約26mm。目標が25mmだから結構近いですね。 ダートフリーク 石原さん「そうですね。バンプラバーの縮み量はおおよそですし、そこまでシビアにならなくても大丈夫ですよ」 ですよね、正直1mm程度の違いなら全然OKだと思いますが、調整してるシーンを載せたいんですよ。すいません、一応もう少し追及させてください。 というわけでピンスパナ2本を使ってイニシャル調整してもらった。 ダートフリーク石原さん「ほぼ最弱ですね。ネジ山でいうと2山くらいです」 ではあらためて計測。 ダートフリーク 石原さん「約193mmです」 リアはサスが短いだけあって割と数値変化も小さいんですね。 最終的な数値をまとめるとこんな感じ。 最終的なイニシャル調整はフロントが最強、リアがほぼ最弱。 自分の感覚やってたら前後でイニシャルがこんだけ違う極端なセッティングは怖くてできないかも。 サグ出しというか、数値って良いですね。安心感があります。 ダートフリーク 石原さん「フロントは純正スプリングですが、リアは社外なのでリアのスプリングレートが高いんじゃないでしょうか。フロントのスプリングも交換してサグ出しすると、よりバランスが向上するかもしれません」 なるほど、前後でスプリングが良い感じに仕事できるようになってるとはいえ、スプリングレート自体のバランスというんもあるんですね。とりあえず今月はもうお金がないのでこれで試運転してきます。ありがとうございました!
まとめ(試運転してみての感想)
ウキウキで走り回ってみたところ、めっちゃ乗りやすくなっててびっくりした。 ハンターカブってフロントがふにゃっとしがちなんだけど、それが解消されてる。交差点とかを低速で曲がるときも不安感ゼロ。 曲がり始めも素直に入っていくし、曲がってるときも自分の体重がバイクの中央にある感じ。イメージ通りの挙動をするというか。 スキーでいうと、エッジに体重が乗ってる感じというかうまく表現できないけどまじで凄く良い。 フロントイニシャルアジャスターや社外リアサスが必要だし、手伝ってもらう人も確保しないとだったりで敷居高いけど、一度やってみて損は無いよ。
若林 浩志