君島十和子さんの華麗すぎる愛車遍歴初公開! 結婚、出産を経てたどり着いた2ドアクーペとは
愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第37回。前編は、美容家の君島十和子さんが、免許取得から懐かしのベントレー所有時代までを振り返る! 【写真を見る】君島十和子さんと魅惑の超高級2ドアクーペの共演(15枚)
教習所に2回通う
「ベントレーの『コンチネンタルGT』は、力強いのにジェントルで、本当に運転するのが楽しいクルマでした」 そう言いながら、君島十和子さんが最新のコンチネンタルGTCに歩み寄る。君島さんがこれまで乗ったクルマで、一番気に入ったのがベントレーの初代コンチネンタルGTだったという。 運転免許を取得してからコンチネンタルGTに乗るようになるまでの道のりを振り返ってほしいと訊くと、君島さんは「実は、教習所に2回通っているんですよ」と、苦笑い。 「18歳の夏休みに運転免許を取ったんですが、自分のクルマも私が運転できるクルマもなかったですし、ペーパードライバーもいいところでした。しかも夏休みにパパッと取るために、地方の合宿免許へ行ったので、東京の道を運転できる気がしませんでした。免許を取ったコースはあんなに空いていて運転がしやすかったのに、と(笑)」 高校卒業後からモデルや女優の仕事が多忙になると、さらにクルマを運転するという行為が遠くなったという。 「お芝居で運転のシーンがあっても牽引で撮影するので、実際に運転することはないんです。で、『そういえば免許証はどこにあるのかしら?』、みたいな状態になっていて、気がついたら(免許証を)失効していました」 転機となったのは、1990年代半ばに結婚したときだ。 「出産を控えて、子どもの送り迎えなど、これからは免許が必要になるな、と、思ったんです。そこで改めて、免許を取りに行きました。前回の反省を活かして(笑)、今度は自分の生活圏で路上教習をする自動車学校を選びました。結婚当初、ほんの短い間でしたけれどメルセデスの『SL』に乗りましたね。ふたりがかりでないと取り外せないハードトップが付いていたことを覚えています」 取り外し可能なハードトップを装備していたということは、1989年から2001年まで生産された4代目のSL(R129型)だろう。 「本当の意味で愛車と呼べるのは、その次に乗ったメルセデスの『CLK』です。取りまわしがよくて、コンパクトなので駐車場でも停めやすくて、すごく重宝した記憶があります」 君島さんが所有したのは、フルモデルチェンジを受けて2002年に発表された2代目のメルセデス・ベンツCLKだ。 「幼稚園のお迎えに行って、習いごとの教室を経由して、夕飯の買い物をして返ってくるみたいな、一日に何時間もクルマの中で過ごすことが多かったんです。だから子どものためのクッションとチャイルドシートを積んで、好きなドライブ用の音楽や自分の着替えとかメイク道具一式も用意して、第二のリビングルームでした。スーパーとかデパートの駐車場にも停めやすくて、私って意外と運転上手くない? と、錯覚するくらい、機能的なクルマでした」