竹あかりと竹灯籠が共演、フォトスポットも ホテルエミナース京都で
ホテル京都エミナース(京都市西京区)でホテルの職員が手作りした竹灯籠と、善峯寺(同区)や柳谷観音楊谷寺(ようこくじ)(京都府長岡京市)などのライトアップイベントで境内を彩った「竹あかり」が一緒にお目見えし、「明かりの共演」が訪れる人を和ませている。 竹灯籠と竹あかりのクリスマスイルミネーションは同ホテルのロビー前の通路で飾られている。竹あかりのアーチ2基とフォトスポットが置かれ、アーチの横には背の高い竹灯籠が彩を添えている。イルミネーションは24時間点灯され、午後7時以降は通路の照明を落としてイルミネーションだけが輝く。 同ホテルは竹林に囲まれた洛西ニュータウンの中心部に位置。竹を生かして館内を演出しようと、約1年前から施設管理の担当職員が竹に穴をあけてフクロウや鳥などの模様を作ったり、寺院の形に竹を彫ったりするなどしてオリジナルの竹灯籠を作り、ホテル内の温泉やロビーなどに飾っていた。 ホテル周辺の寺社では今年、放置竹林対策の一環として、竹あかりで地域を盛り上げるライトアップイベントが行われたばかり。今回はイベントの仕掛け人である西京区役所洛西支所の池島博幸係長を通して竹あかりの貸し出しが実現した。池島さんは「今後も企業などに竹あかりを廉価で貸し出して、その収益で放置竹林の整備などの活動資金にしたい」と話す。 竹あかりと竹灯籠は27日まで設置され、来年1月からは門松風のイルミネーションに変身するという。問い合わせは同ホテル(075・332・5800)。(田中幸美)