【このクアトロポルテなんぼ?】マジか?高級サルーン「マセラティ クアトロポルテ」がたったの130万円!欲しいぞ!たとえ走行距離21万km超でも・・・
マセラティ クアトロポルテ(Maserati Quattroporte): ピニンファリーナデザインの第5世代は400馬力のスポーティーサルーン。
このイタリア製高級サルーンが7,900ユーロ(約130万円)で販売中!しかし、何故こんなに安いのか?フロントグリルに“トライデント”が無いから? まずはクアトロポルテの歴史を簡単におさらいしよう。
「マセラティ クアトロポルテ」という車名は伝説的な存在だ。1963年にデビューしたV8エンジンを搭載する4ドアスポーツセダンは1970年に生産終了となった。この初代クアトロポルテは最高速度230km/hを誇り、ラグジュアリーとスポーティさを融合した世界最速のセダンの一つとなった。
苦悩した2代目
「クアトロポルテ」の第二世代は、1974年のトリノ・モーターショーでデビューした。シトロエン傘下になったため「シトロエンSM」のシャシーにベルトーネデザインのボディが載せられた。さらに、マセラティとしては珍しく、ハイドロニューマチックサスペンション付き前輪駆動となり、V6エンジンは初代モデルの最高出力260馬力から190馬力に大幅にパワーダウンした。「クアトロポルテ」の象徴である、長く平らなノーズは受け継がれたが、シトロエンの信頼性に欠けるハイドロも相まって、顧客に受け入れられず、生産台数はわずか13台だった。
V8エンジンの復活
デ・トマソの指揮の下で製作された3代目(1979年~1990年)は、再びエキサイティングなモデルとなった。大型のV8エンジンとダブルヘッドライトが採用された。ジウジアーロデザインの角張ったボディはそのままに、1,876台が生産された。
マルチェロ ガンディーニデザインの4代目はビトゥルボ系シャシーを流用したことで、クアトロポルテの中で一番小さなモデルとなった。
ピニンファリーナとの原点回帰
5代目「クアトロポルテ」では、すべてが異なる。しかし、どこか似ている部分もあった。角張ったラインは廃止されたが、わずかに張り出したラジエーターグリルは初代を彷彿とさせる。そして、その功績は著名な名前に負うところが大きい。ピニンファリーナだ。5代目「クアトロポルテ」は2012年まで生産された。当初の価格は装備によって異なるが、ほぼ15万ユーロ(約2,500万円)だった。しかし、現在では、このスポーティな高級セダンを非常にお買い得な価格で見つけることができる。