京都・細見美術館で「美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-」が開催。葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」 が初公開
会期は、前期が9月7日~10月14日、後期が10月16日~11月24日。海外からの里帰り作品約20件を含む、約70件の春画を展示
京都・細見美術館で、 2016年以来8年ぶりとなる春画をテーマとした展覧会「美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-」 が開催される。会期は、前期が9月7日~10月14日、後期が10月16日~11月24日。 本展では、 1点ものである絵画作品「肉筆春画」に焦点を当て、海外からの里帰り作品約20件を含む精選された美麗な春画約70件が展示される。 春画とは、一般的に人間の性愛を描いた絵画の総称で、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれている。江戸時代には「笑い絵」とも呼ばれ、浮世絵の普及とともに、大名から庶民まで貴賤を問わず、男女対等に楽しまれた。 本展では、「春画は個人の密かな楽しみである」というこれまでの常識を覆す喜多川歌麿の大作や、書籍などで存在は知られながらも、公開の機会がほとんどなかった作品も登場。見どころは、日本の美術館において初公開となる葛飾北斎の「肉筆浪千鳥」。詳細は7月上旬に発表予定だ。
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