世界最高額は誰だ!? 最新市場価値ランキング1~10位。1位はジュード・ベリンガム!
28歳でキャリアハイ! ユーロでも無双、いれば負けない男
9位:ロドリ(スペイン代表) 生年月日:1996年6月22日 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド) 市場価値:1億3000万ユーロ(約208億円) 23/24リーグ戦成績:34試合8得点9アシスト 9位には、今夏に行われたユーロ2024(欧州選手権)で大会MVPを受賞し、スペイン代表の優勝に大きく貢献したロドリがランクインした。 2019年夏にアトレティコ・マドリードからマンチェスター・シティに移籍したロドリは、瞬く間にジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームの中心となった。オンザボールとオフザボールのどちらの質も世界最高峰のアンカーは、ボール被保持の局面では相手のプレーを先読みしたポジショニングの上手さでボールを回収し、ボール保持の局面では精度の高い長短のパスで攻撃の組み立てに参加する。 その重要度は数字にも表れており、2023/24シーズンの公式戦ラストマッチとなったマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ決勝戦で敗れるまで、出場した公式戦74試合で無敗を維持していた。近年は勝敗を決める決定的な仕事も際立っており、両足から放たれるミドルシュートの精度が急上昇している。プレミアリーグ4連覇を達成した2023/24シーズンはリーグ戦だけで8得点9アシストを記録した。 今夏のユーロでも攻守にクオリティを発揮したことで、ロドリの市場価値は上昇し、自己最高額となる1億3000万ユーロ(約208億円)という金額を叩き出した。市場価値は選手のポテンシャルを含めた評価額のため、若い選手の方が高くなる傾向があるが、トップ10位で最年長となる28歳でこの額を記録したのは偉業とも言えるだろう。
200億突破! 日本代表にも襲いかかった、超天才
8位:ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表) 生年月日:2003年2月26日 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン 市場価値:1億3000万ユーロ(約208億円) 23/24リーグ戦成績:24試合10得点6アシスト 8位には、今夏に行われたユーロ2024(欧州選手権)で3得点をあげる活躍を見せたジャマル・ムシアラがランクインした。 イングランドのサウサンプトンやチェルシーで育成時代を過ごしたムシアラは、2019年夏に出身地であるドイツのバイエルン・ミュンヘンに移籍した。トップチームに定着した2020/21シーズンからの活躍は印象的で、2022/23シーズンはリーグ戦だけで2桁ゴール2桁アシスト(12得点10アシスト)を記録。直近の2023/24シーズンは怪我の影響で24試合の出場に留まったが、出場時のパフォーマンスは見事で、ハリー・ケインらと攻撃陣を牽引していた。 ムシアラの最大の魅力は相手DFが多い密集地帯でもボールを失わないドリブルで、ほとんど乱れないコントロールとダブルタッチなどのフェイントを駆使して局面を打開する。自らが仕掛けてシュートを放つこともあれば、相手選手を食いつかせてから周りの選手を活かすプレーもできるため、ファイナルサードで数的優位な状況を作り出せる。その貢献度の高さは間違いなく数字以上のものがある。カタールワールドカップでは日本代表にも牙をむいた。 現在21歳のムシアラの市場価値は1億3000万ユーロ(約208億円)である。3得点を決めたユーロでの活躍が評価されて、7月に自己最高額を更新した。シーズンを追うごとにファイナルサードでの余裕も見えてきており、怪我なくフル稼働することができれば、さらに自らの価値を伸ばせるだろう。