拡充した児童手当支給開始「申請まだ間に合います!」
テレQ(TVQ九州放送)
突然ですが子育て世代のみなさん、今の悩みは何ですか? 双子の親 「(双子がいて)物も2倍なのでお金もどんどんなくなっていく」 母親 「習い事もお金がかかる」 母親 「食べ盛りなので食費を上手にやりくりして、切り詰めてやっている」 子育て世代を支援する国の制度「児童手当」。10月改正され、支給対象の拡大の他、支給額が上がり来月から各家庭への支給が始まります。大きく変わったのがこの3つ。一つ目が「所得制限の撤廃」です。主となる生計者の年収が960万円以上の場合、手当に制限がありましたが全ての家庭でもらえるようになります。 子育てを終えた親 「すごい損をしたと思う。(手当を)もらえなかったことが多かった」 「一生懸命資格を取り、給料が高くなるようにしたのに(所得制限で)手当がもらえなかった」 二つ目が「第3子以降の増額」です。ある調査では子どもがいる家庭で3人以上の子どもがいる家庭の割合が20年前に比べ大幅に減っています。その対策として第3子以降にはこれまでの2倍の3万円に増額しました。 子育て中の親 「3人目より2人目を子育てしていて大変な世帯が多いと思うのでその世帯に支給される方がいいと思う」 三つ目が「高校生の年代を対象」にすることです。これまで中学生までが対象だったのが高校生の年代までもらえるようになります。 高校生の親 「(Q.何に使う)値上がりして(物価が)高くなっている。生活費と学費。来年受験生なので、そこに使っていく」 こちらは福岡市で3人の子どもを育てる何 艶(か えん)さん。大学職員をしながら家事に追われる日々を送っています。長女は社会人、長男が大学生、次女が高校生です。一番下の子どもが高校生のため1万円もらえるようになりますが、新たに第3子以降に支給される3万円は対象外です。 なぜなら、社会人の長女は子どもとカウントされないためです。ただ社会人の長女のかつての学費は、実は今もローンとして残っていると言います。 何 艶(か えん)さん 「(長女の)娘が大学に通っていた時は教育ローンを借りていた。今はその返済をしている。事実上は今、3人の学費を払っている状況。純粋に3人分として考えてほしい」 何 艶(か えん)さんが住む福岡市では新制度の支給が来月10日に開始。ただ1つ注意点があると言います。 福岡市こども家庭課 桑野裕史課長 「今年9月12日までに申請した人で書類不備等がない場合については12月10日に1回目として10月、11月分を支払うことになっている。9月13日以降に(申請して)もらった人については、随時認定して(来年)1月以降に支払うことにしているので」 では、まだ申請していない人はどうなるんでしょうか? 桑野さん 「来年3月31日までに申請してもらうと今年10月分からさかのぼって認定(支給)するので、来年3月31日までに福岡市のコールセンターに申請してほしい」
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