新品グリップ交換でリフレッシュ!! 滑り対策のステップ交換も効果的
ライダー+バイク=人車一体化は大切なことだ。そんな人車一体化におれる基本三要素と呼ばれる部品には、「脚を載せる/ステップ」、「座る/シート」、そして「ハンドルを握って操る/グリップ」がある。中でも、文字通り「手に取って、感覚や感触を知ることができるハンドルグリップ」は、常に良いコンディションでありたい部品の筆頭だろう。ここでは、すり減っていたり、転倒などで切れてしまったハンドルグリップを、新品部品に交換する様子をご覧いただこう。 【画像】ハンドルグリップの交換をギャラリーで見る(10枚) 文/Webikeプラス たぐちかつみ
「純正部品vsカスタム部品」チョイスはライダーが決めよう
ハンドルグリップが擦り減っていたり切れていると、見た目にも決して良い印象ではない。走行距離が進んだ中古車はもちろん、さほど乗り込んでいない車両でも、滑り止め付の業務用手袋などでバイクに乗る機会が多いと、ラバービニール系のグリップは、思いの外、擦り減ってしまうものだ。ここでは、中古車購入したバイクのグリップエンドが切れていたので交換することにした。ここで新たに組み込むグリップには、当該モデル用の純正部品をチョイスしたが、デザインやタイプなどなど、数多くラインナップされているカスタムグリップをチョイスするのも楽しい。グリップ感覚が様変わりするカスタムグリップは、人気商品でもある。目に見えてコンディションがわかるハンドルグリップを交換して、リフレッシュしてみよう。
旧グリップが不要ならカット除去してしまおう
ライダーの中にはグリップフェチ!?と呼ばれるファンもいて、様々なメーカーのカスタムグリップを定期的に交換して、その感覚を楽しんでいる者もいる。実は、そのようなファンが意外にも多いらしい。仮に、取り外したグリップを再利用したい際には、ここで実践する方法ではなく、別のやり方=グリップ脱着方法がある。また、近年の大型モデルに多い「グリップヒーター機能付き」になると、より一層、部品の脱着には慎重な作業が必要になることも覚えておこう。ここでは、取り外したグリップを再利用しない前提で交換作業を進めてみた。左右の不要グリップは切れ味が良いカッターの刃で切り開いて取り外すのが手っ取り早い。この際には、一気に切り込むのではなく、グリップ表面をなぞるようにカッターの刃を徐々に立て、何度かに分けてグリップを切り開こう。一気に刃を立ててしまったことで、スロットルパイプにダメージを与えてしまうことがあるからだ。グリップを外したら残留接着剤をカッター刃の背中で擦って除去し、最後はウエスでグリップを包みながらパーツクリーナーを吹き付け、接着剤の汚れを完全除去しよう。