男子競歩 古賀友太は「最後振り絞って」8位入賞 中盤は「目立ちすぎないように」ヒタヒタと自分のレース 補欠の東京五輪バネに
「パリ五輪・男子20キロ競歩」(1日、イエナ橋) 古賀友太(大塚製薬)は8位入賞を果たし、「最後ふりしぼって入賞を目標にしていたので。出し切れたと思います」と語った。 「10キロくらいまでまとまっていくかなと思っていた。目立ちすぎないように位置取りする」というビジョンでレースに臨んだが、15キロ過ぎから遅れた。それでも懸命に粘って池田に続く8位入賞を果たした。 古賀は昨年、世界選手権(ブダペスト)で日本勢最高の12位に入った。パリ五輪代表選考会を兼ねて行われた今年2月の日本選手権では優勝した池田向希に56秒差、2位の浜西諒には5秒差の1時間17分47秒で3位。派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破し、初の五輪代表に選ばれた。 今年6月に行われた関西実業団選手権男子5000メートル競歩では、18分59秒63で3連覇を達成している。 2021年の東京五輪では男子20キロ競歩の補欠にとどまり、悔しい思いをしたが、今回は明治大の後輩である浜西とともに、代表として花の都を歩く。 ◆古賀友太(こが・ゆうた)1999年7月15日生まれ、福岡県出身。明治大卒。大牟田高で競歩を始め、2017年の全国高校総体男子5000メートル競歩優勝。21年東京五輪では男子20キロ競歩補欠。23年世界選手権12位。177センチ。