ドラマ、バラエティーなど数々の名作生んだ芸能界

　他にドラマでは「探偵物語」「俺たちは天使だ!」「踊る大捜査線」「王様のレストラン」「古畑任三郎」「金田一少年の事件簿」「GTO」「トリック」「池袋ウエストゲートパーク」「野ブタ。をプロデュース」「タイガー&ドラゴン」「ごくせん」「電車男」「逃げるは恥だが役に立つ」など、キリがないので割愛するがあらためてそのタイトルだけ眺めてみてもそうそうたる名作が並ぶ。日本の芸能界がいかに人々の心に残る作品を作り続けてきたか、再認識させられる。NHKのドラマも人気が高いが、たとえば「精霊の守り人」を一挙放送してほしい、といった声も出ている。 　海外ドラマに関しても「Xファイル」「刑事コジャック」「白バイ野郎ジョン&パンチ」など数々の名作のタイトルがあがり、日本の視聴者に愛された作品が多数あることをあらためて感じる。 　もちろんバラエティー系の番組も「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも！」「笑う犬」「ライオンのいただきます」「めちゃイケ（めちゃ×2イケてるッ！）」など、多くの支持を得た番組は視聴者が忘れることはない。 　また、特定の番組ではなく「2週間ぐらいかけて過去のテレビ一挙再放送をやったらどうか」「放送局も企業として真剣にBCP（災害など緊急事態が発生したとき、企業が損害を最小限に抑え事業の継続や復旧を図るための計画）を考える時期では」といった意見もある。 　テレビ番組制作の現場には出演者のみならず多数のスタッフがおり、もしそこに感染者がいれば感染が拡大してしまうリスクは大きい。往年の名番組や、人気番組の過去放送分の再放送を熱望する声が出るのは理にかなっているといえそうだ。 （文：志和浩司）