元プロボクサーや歯科医が子どもの食料支援 フードドライブや子ども食堂運営 食事提供だけでなく相談の場にも【チャント!夏目みな美が取材】
最近広がりつつある“フードドライブ”、ご家庭で食べきれない食品などをフードバンクといった施設を通じて必要な方に届けるという取り組みですが、ある意外な所でも行われているんです。 【写真を見る】元プロボクサーや歯科医が子どもの食料支援 フードドライブや子ども食堂運営 食事提供だけでなく相談の場にも【チャント!夏目みな美が取材】 ■元「岐阜の番長」がフードドライブ ちょっと強面。こぶしを握り締めるこの男性、中村祐仕朗さん。 以前は「岐阜の番長」と名乗った元プロボクサー。今はボクシングジムを経営しています。 (夏目キャスター) 「サンドバックの横には、サンドバックのような大きな袋ですけど、これお米ですね。そしてリングの奥にも色々あるんですね」 (夏目キャスター)「この箱が全部支援するための物資なんですね」 (中村祐仕朗さん)「そうですね。数年前からフードドライブ岐阜というものを主催して(支援物資を)集めている」 フードドライブは、家庭で余っている食品などを集め、福祉団体などに提供する活動。 (中村祐仕朗さん)「ベビーフードとか粉ミルクとか」 (夏目キャスター)「こういったのも受け付けているんですか」 (中村祐仕朗さん)「新生児から入所する施設があります。そこではオムツがどれだけあっても足りない。今の物価高でオムツの値段も上がっている状況で、オムツは常になくなるのでほしい」 ■「どこの家庭も厳しい。年々支援物資が減少傾向」 レトルト食品や缶詰そしてラーメンなど、リングを埋め尽くすほどの支援物資が集まっていました。 (中村祐仕朗さん) 「どこの家庭も厳しい。これだけインフレが続くと、年々(支援物資)が減少傾向にあります。3分の1近くになっている」 物価高騰や不況の中、支援物資の量は減っていますが、わざわざ届けてくれる人も。 (中村祐仕朗さん)「ありがとうございます」 支援物資を持ってきたこちらの男性は、ジムの生徒さん。 何が必要かを聞いた上で、いつも提供してくれるといいます。 (夏目キャスター)「持っていらしたものは、カイロとお餅ですね」 (支援物資を提供した40代男性)「寒くなってきたし正月ももうすぐですし、お餅を食べていただければと思って」 中村さんが集めた支援物資は、地元の養護施設などに無償で提供。その後、母子家庭などに手渡されるといいます。
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