ロシア外務次官「中短距離ミサイルのアジア配置の可能性もある」
ロシア外務当局者が、米国の軍事システムがアジアに現れる場合、中・短距離ミサイルをアジアに配置する可能性を考慮していると25日(現地時間)、話した。 【写真】ロシア新型中距離弾道ミサイル「オレシニク」と推定される破片 ロシアRIAノーボスチ通信によると、セルゲイ・リャブコフ外務次官はこの日、取材陣にこのように明らかにして「もちろんこれは繰り返し議論されたオプションの一つだ。世界のどの地域であろうと米国のシステムが登場するなら、軍事技術対応組織などわれわれの追加対応段階が決まる」と話した。 リャブコフ氏はロシアに敵対的な国々が誤った安全保障意識などを持ってはいけないとしながら、「説得と主張を継続することができる時代がきたが、実際には効果を得られないことが明らかになったので、関連目標を達成できるシステムの配置などさらなる強力な手段が必要だ」とも話した。 また、リャブコフ氏はロシアが最近ウクライナに発射した新型中距離弾道ミサイル「オレシニク」に関連し、中距離核戦力条約(INF)脱退措置などにより、潜在的な配置に国際的制限がないとも言及した。 リャブコフ氏はロシアの中・短距離ミサイル配置は全面的に米国の後続措置にかかっていると強調した。 そのうえで「追加緊張拡大シナリオは米国と欧州主要国が追求する無謀で非人道的な政策の直接的な結果になるだろう」と話した。