「シロ」が業界横断の“リユースファッションショー”を開催 新たな市場創出へ
モデルは、プロのモデル10人と、みんなの工場で働くスタッフ7人、スタッフの友人2人、エコミットの川野輝之CEO、店舗設計を担当する小倉寛之さん、福永敬弘シロ社長、の計22人がランウェイに登場した。川野CEOは、「もともと来る予定だったが、『せっかくなら出ちゃえば』と声をかけられて参加した」とはにかんだ。現在回収している「シロ」の化粧品容器は、エコミットが洗浄まで一貫してリユースできる状態にした容器を、みんなの工場に運び、充填する流れをとる。「僕たちが集めたものがここにまた戻ってくると思うとうれしい。がぜんやる気がでた」と熱い眼差しを見せた。
ショーはお盆シーズンに実施したこともあり、ショーの締めくくりにモデルたちが一斉に中庭に飛び出し、来場者を誘いながらやぐらの周りで盆踊りをした。外の会場にはフードトラックや、輪投げ、くじ引きなどを用意し、お祭りのような雰囲気だった。今回3300人が来場し、にぎわいを見せた。5人家族で訪れた一家は、9歳の子が「かわいかった。また見てみたいな」と楽しんでいた。
福永社長は、「われわれが目指すのは、集まってきた衣類を一般の人に向けてスタイリングし、より魅力的に着こなせる提案を行うことだ。モデルが着て素敵に見えるのは当然かもしれないが、誰でも楽しめるファッションに昇華させたいという思いがある。そのために、スタイリングした古着を購入できる店舗を設け、新たなアウトプットを提供し、古着の魅力をより多くの人に届けていきたいと考えている」と将来の計画を語った。