羽田空港の「駐車渋滞」問題がガチで深刻 本気で調べてわかった「時間」と「穴場」とは
空港周辺に車を止めるのであれば、個人宅の車庫や空いている月決め駐車場などを一時的に利用するサービス「akippa(アキッパ)」を使う手もある。同サービスのホームページから検索すると、空港近くの駐車場の予約はすでに埋まっていたが、検索範囲を広げると空きは出てくるようだ。 その一つ、「東京流通センター駐車場」(東京・大田区平和島)は1日2600円からで、事前にクレジットカードで料金を支払う仕組み。東京モノレールの駅のとなりで、空港までは15分ほどだ。 ■駐車待ちの悲劇 羽田空港駐車場の約8割は、予約枠ではないのだ。出発当日に予約なしでスムーズに利用することは難しいのだろうか。 空港駐車場の管理会社の担当者は、「確約はできませんが」と、念押ししたうえでこう話す。 「午前4時までに空港に到着すれば、予約なしで駐車できる可能性は高いと思います」 多客期も夕方18時ごろから満車状態が少しずつ解消され、深夜以降、午前4時までなら比較的スムーズに駐車できるという。午前4時までに余裕を持って羽田空港に到着するには、栃木県や群馬県からなら、午前0時をまわったころに家を出発しなければならない。 そして、「午前5時をすぎると一気に人が増え、難しくなる」(前出の管理会社の担当者)という。 特に元日は、展望デッキから初日の出と東京湾、飛行機を眺めようとする人々で午前4時には駐車場がごった返す。 午前中は羽田空港からの出発便が多く、駐車場から出る車は少ない。駐車場の混雑状況は管理会社のホームページでリアルタイムに確認できるが、空港到着から入庫までに3時間を要することもあるという。 もし、空港への到着が遅れてしまい、駐車場の入り口付近に車が並んでいたら、まず避けるべきは「駐車渋滞」だ。「その列に並ぶか」「別の駐車場を探すか」を早めに決断すべきだろう。一般道から駐車場敷地内の道路に入ると、駐車待ちの列から抜け出せなくなる。 「駐車渋滞に巻き込まれて、飛行機に乗り遅れ、帰るお客様もいらっしゃいます」(同)