マラソン五輪代表に内定 中村選手が会見(全文2完)激流を流れる木の葉のごとく
暑さの中で実力を発揮できる理由は?
日刊スポーツ:日刊スポーツ【上田 00:15:33】と申します。おめでとうございます。中村選手は暑さの中での実力を発揮するレースが続いていますけれども、自分の中でなんで暑さの中で実力を発揮できるのかっていう理由が、ちょっと自分の中で分かっていればちょっと教えてください。 中村:特にまだ科学的に何か調べたっていうわけでもないですし、実際分からないんですけれども、昔から夏のレース、練習含めて大崩れしたこともないですし、毎年だいたい8月、9月に体のピークっていうのを持ってこれるっていうのが一番なのかなというふうに思っています。そういう強みというのも自分自身に自信を持って、今日スタートラインに立てたっていうのもプラスの材料だったのかなというふうに思います。 司会:ありがとうございます。時間の都合上あと1つの質問で最後とさせていただきたいんですが。こちら後方にいらっしゃいますか。はい。手をあげていただいておりますね。
町野先生の言葉で今も心掛けていることは?
東京中日スポーツ:東京中日スポーツの【川村 00:16:49】と申します。このたびはおめでとうございます。おそらく中村選手の優勝、代表内定を天国の町野先生も喜んでいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、町野先生に掛けられた言葉で今も心掛けていること、印象に残っていることなどありましたら教えていただけますでしょうか。 中村:町野先生に指導していただいた高校3年間がなければ今の自分自身もないと思っているので、本当に感謝していますし、町野先生っていう本当にいい指導者に出会えて、高校時代に走力だけではなく気持ちの面もしっかり強くしてもらったと思っています。本当、町野先生からもよく言われていたんですけど、激流を流れる中の木の葉のごとくうまくレースを進みなさいと。木の葉が流れる中、川にぶつかる、石などがあってもぶつかることなく最後の最後までうまくレースを進めて、最後のポイントのところで勝負しなさいって。今回は本当にそういう町野先生の教えっていうのをうまく実践できたレースだったのかなというふうに思います。 司会:ありがとうございました。以上をもちまして中村選手の会見を終了させていただきます。このあとはフォトセッションの時間とさせていただきます。プレスの皆さまはスタッフが誘導しますので準備をお願いいたします。 (完)【書き起こし】マラソン五輪代表に内定 中村選手が会見