定期接種が始まったコロナワクチンに不安の声…レプリコンの安全性・効果を医師に問う
今回のニュースへの受け止めは?
編集部: 今シーズンの定期接種がスタートしましたが、情報の取捨選択や接種を検討する上で留意すべきことを教えてください。 中路先生: ワクチンは自治体や現場の医療機関などがメーカーから購入するため、どの種類のワクチンがどこで接種できるかについて、それぞれの自治体や医療機関に問い合わせる必要があります。 レプリコンワクチンについての有効性と安全性は確認された上で承認されており、これまでのmRNAワクチンと同様に考えて良いと思われますが、今後のリアルワールドでの副反応のモニターや、接種についての説明が重要であると考えます。いずれにしても、現時点でほかの組み換えタンパク質ワクチンも含めた選択肢がいくつかあるため、かかりつけ医に相談したり、これまで公表されたデータを参考にしてどのワクチンを接種するかを決めたりする必要があるでしょう。
編集部まとめ
今シーズンの新型コロナウイルスワクチンの定期接種が2024年10月1日から始まりました。今回の定期接種をめぐっては、接種費用の一部自己負担や、レプリコンワクチンという新しいワクチンの登場など、これまでとは環境が異なります。接種対象者はしっかりと情報を集めて、接種を検討するといいでしょう。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。