コンパニ招聘をめぐってバイエルンとバーンリーが交渉 違約金の希望額に2倍以上の差
遂に新監督決定か
バイエルン・ミュンヘンは、今季限りで退団するトーマス・トゥヘル監督に代わる新監督としてバーンリーのヴァンサン・コンパニ監督を迎え入れる方針を固め、バーンリーと交渉に入ったとドイツ紙『Bild』が伝えている。バイエルンはコンパニ監督とは監督就任について既に口頭で合意に達していて、あとはクラブ間での協議を残すのみの段階になっているという。 バーンリーとの契約が2028年6月末までとなっているコンパニ監督がバイエルンに移籍する場合、バイエルンはバーンリーに対して違約金を支払うことになるが、この違約金について両者の希望額に大きな開きがあるようだ。 バイエルンは違約金として1000万ユーロ(約17億円)をバーンリーに支払うとしている一方で、バーンリーは2350万ユーロ(約40億円)を要求。この違約金をめぐる隔たりを話し合いで埋めることができるかが交渉の焦点になっていると同紙は伝えている。 コンパニ監督は、現役時代はマンチェスター・シティやベルギー代表で活躍。引退後は指導者の道に進み、アンデルレヒトを経て2022年8月からバーンリーの監督に就任。1年目に当時プレミアシップに所属していた同クラブをプレミアリーグ昇格へと導いたが、2年目となる今季はプレミアリーグで19位に終わり、1年でプレミアシップに降格となった。 2月にトゥヘル監督の退団が発表されて以来、様々な指導者の名前が後任候補として現地メディアでは取り上げられてきたが、バイエルンの新監督探しはいよいよ大詰めの段階を迎えているようだ。果たしてバイエルンとバーンリーの交渉は、どのような結末を迎えるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部