G大阪が撃ち合い制して公式戦3連勝 FW坂本一彩が公式戦3戦連発となるV弾
◇明治安田J1リーグ第36節 G大阪4―3磐田(2024年11月9日 ヤマハ) G大阪が公式戦3連勝を手にした。消化試合が一つ多いとはいえ、鹿島を抜いて4位に浮上。天皇杯決勝・神戸戦(11月23日・国立競技場)へ向けて、さらなる追い風を得た。 嫌な流れに飲み込まれない精神的な強さがある。前半6分にMFダワンがCKからヘッドを揺らしたが、味方のオフサイドを取られて無効。微妙な判定に泣かされると同23分には先制点を奪われた。だがMF倉田が「成長を感じる」と口にするように動じない。その4分後にDF半田陸がCKをニアサイドで合わせ、あっという間に同点。そして同アディショナルタイムにはMF山下諒也の移籍後リーグ初得点となるヘディング弾で逆転に成功した。1メートル64の山下にとってはプロ5年目で初のヘッド弾だった。後半17分には半田のミドルがエリア内でのハンドを誘発。FW宇佐美貴史がきっちり右隅に決めて突き放した。 2点リード後は守勢に回り、42分、46分と立て続けに失点した。だが追いつかれても、跳ね返す強さがある。左内側半月板損傷からの復帰戦となったFWイッサム・ジェバリの冷静なパスからFW坂本一彩が決勝点。天皇杯準決勝・横浜戦でも延長後半アディショナルタイムに勝利に導いた若きストライカーが勝負を決めた。