ドラマのロケ地としても有名!週末におでかけしたい横浜のレトロ建築は?フランク・ロイド・ライトの弟子の名建築も!
観光地として都市的な機能をもちながら、港町としての歴史を感じられる風景が大切に守られている横浜。 道が広く、緑にあふれる横浜の街歩きは、この地だからこその気持ちよさを与えてくれます。同時に、近代建築の名作が多く残っていることでも有名。横浜の街を散策しながら巡りたい、レトロで美しい建築をご紹介します。 【写真集】横浜のレトロ建築ガイド12選。おしゃれな洋館からクラシックホテルまで!
エリスマン邸
1926年に山手町127番地に建てられた「エリスマン邸」は、日本の建築界に大きな影響を与えたチェコ人の建築家アントニン・レーモンドによって設計されました。レーモンドの師匠であるフランク・ロイド・ライトのデザインが反映された、軒の水平線を強調した木造モダニズム的要素が見られる洋館です。 家主は糸貿易商として活躍したフリッツ・エリスマン。1982年に一度解体されましたが、1990年に元町公園内の現在地に移築復元されました。1階には「カフェ エリスマン」があり、大正ロマンを感じながら美しい食器でケーキや軽食をいただけます。2階は2階は資料館、地下ホールは貸しスペースとして利用されています。 横浜市中区元町1-77-4
神奈川県庁本庁舎(横浜三塔・キング)
日本大通りに位置する「神奈川県庁本庁舎」は1928年に竣工した横浜を代表する近代建築の1つです。1996年には登録有形文化財、2019年には重要文化財に指定されました。 五重の塔をイメージしてつくられたという中央の塔屋(キングの塔)が特徴的な外観には茶褐色のタイルや独自の幾何学模様があしらわれており、和洋折衷のデザインが独自の風格を生み出しています。 平日の午前8時30分から午後5時15分までは見学が可能で、屋上展望台からは横浜港やみなとみらい地区を一望することができます。 神奈川県横浜市中区日本大通1
横浜税関本関庁舎(横浜三塔・クイーン)
象の鼻パークの向かいに位置する「横浜税関本関庁舎」は1934年に竣工しました。2001年には横浜市認定歴史建造物に認定され、2010年には公共建築賞を受賞しています。 イスラム寺院風のドーム(クイーンの塔)が印象的なこの建物は、ベージュ色の磁器タイルやドーム部分の青銅など、エキゾチックな雰囲気が漂います。税関イメージキャラクターの「カスタム君」が目印の本関庁舎正面玄関には、さまざまな建築様式が融合した装飾が施されており、細かなところにまでそのこだわりが見られます。 神奈川県横浜市中区海岸通1-1