米株価指数「ダウ平均」にエヌビディア 代わりにインテル外れる
米国を代表する株価指数「ダウ工業株30種平均」に、半導体大手の米エヌビディアが加わることが決まった。代わりに同業で経営難に苦しむ米インテルが外れる。入れ替えは半導体業界の流れや米国経済の変化を象徴する動きで、市場で注目が集まっていた。 【写真】米インテルのロゴマークが表示されたスマートフォン=ロイター 米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが1日、発表した。8日付で入れ替わる。ダウ平均は米国を代表する企業30社の株価を元に算出される株価指数で、100年以上の歴史がある。 パソコン向け半導体に強いインテルは1999年にダウ平均の構成銘柄に加わった。近年は人工知能(AI)向け半導体の開発や受託製造事業の収益化などが遅れ、経営難に陥っている。10月31日には、7~9月期決算で過去最大となる2.5兆円の赤字を計上した。人員削減や事業の見直しなど経営立て直しに動いている。株価も今年に入り半値に下落した。
朝日新聞社