カシオ、8478人分の個人情報が流出と発表…昨秋に不正アクセスで「ランサムウェア」感染
カシオ計算機が昨年10月に発表した不正アクセスによる情報流出問題で、同社は7日、従業員や取引先など計8478人分の個人情報が流出したとの調査結果を発表した。流出したのは氏名やメールアドレスなどで、クレジットカード情報は含まれないという。
発表によると、同社のサーバーに昨年10月5日、海外から不正アクセスがあり、身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」に感染した。取引先との契約書や会議資料なども流出した。一部の従業員に関連が疑われる迷惑メールが届いたが、取引先や顧客への二次被害は確認されていないという。
同社はセキュリティー体制に不備があったとして、「情報管理体制の見直しを行い、再発防止に努める」と陳謝している。