50代、病気をきっかけに変えた「ラク家事」6つ。家電に頼り、ふき掃除も毎日やらない
ラク家事6:自分が使いやすい収納を心がける
多くの整理収納アドバイザーは、余裕をもたせた収納を推奨していると思います。たとえば、8割収納が基本です。この理由は明確で、ものを取り出しやすくするためです。私もこれにならおうと思った時期がありましたが、あるとき「自分は8割収納じゃなくてもいい」と気がつきました。ギリギリまでしっかりスペースを使いきりたい。すき間なくものを詰められると、パズルのピースがはまったような気持ち良さを感じます。 使いやすい収納とは、自分が使いやすく、原状復帰できればいいと思えればよいのです。同じ用途のものをまとめておく、長さや頻度で分けておくなど、自分のスタイルを見つけることが家事ラクにつながります。
ラク家事のおかげで、家も以前より整った
数年前に「自分の負担を減らしつつ、居心地の良い部屋には住みたい」という思いから、整理収納アドバイザーやクリンネスト1級などの資格を取得したのですが、がんばらない暮らしを送るためにこの資格が役立ちました。 驚くことに、今回紹介したラク家事を実践してから、以前よりも家の中が整ったと思っています。本やインターネットで検索して気になったラク家事をどんどん取り入れていくことで、暮らしがアップデートされました。 もしかしたら取り入れた後に「やっぱり自分には合わなかった」と失敗することもあるかもしれませんが、実際にはやってみなければわかりません。しかし、主婦歴30年という経験に裏打ちされた勘のおかげで、自分に合っているものを取捨選択するスキルは身についていました。そのため、個人的にはこれまでに大きな失敗をしたと思うものは今のところありません。
小林ユリ