中国・米国向け越境EC市場は3.9兆円で9.8%増。中国向けは約2.4兆円、米国向けが約1.5兆円【2023年の海外向けEC規模】
経済産業省が9月25日に発表した「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年の中国・米国向け越境EC市場は前年比9.8%増の3兆9099億円だった。
内訳は米国向け越境ECが同13.3%増となる1兆4798億円、中国向けが同7.7%増の2兆4301億円。
消費国としての米国の越境BtoC-EC(日本・中国からの購入)の総市場規模は2兆5300億円で同14.4%増。このうち、日本からの購入額規模は1兆4798億円、中国経由は1兆502億円(同7.7%増)。 消費国としての中国の越境BtoC-EC(日本・米国からの購入)の総市場規模5兆3911億円で同7.7%増。このうち、日本からの購入額規模は2兆4301億円、米国経由は2兆9610億円(同7.7%増)。 消費国としての日本の越境BtoC-EC(中国・米国からの購入)の総市場規模4208億円で同6.4%増。このうち、中国からの購入額規模は440億円(同12.3%増)、米国経由は3768億円(同5.8%増)。
なお、世界の越境EC市場規模についてFacts & Factors.の発表データを掲載。2021年は7850億ドルで、2030年には7兆9380億ドルにまで拡大すると予測されている。その間の年平均成長率は約26.2%と推計、越境ECの市場規模は拡大し続けていくとしている。