4食分をまとめて調理。「常備菜」より「ベース菜」を。70代の壁を乗り越える《5つの手抜き料理法》とさまざまな料理に使える「ベース菜」簡単レシピ
《その2》常備菜より、「ベース菜」と自作調味料を食卓のお助けメニューといわれる常備菜。定番の切り干し大根、ひじきやかぼちゃの煮物などは私もよく作りますが、味が完成しているため、毎日食べると正直、飽きてしまいます。 そこで私が実践しているのが、「ベース菜(半調理品)」。最低限の味付けしかしていないため、さまざまな料理に応用できる優れものです。 たとえば煮物のイメージが強いひじきも、水で戻した乾燥ひじきを、サラダ油、酢、醤油、塩、こしょうのドレッシングに漬けておけば、きゅうりやピーマンと和えてもよし、鰹節をかけて食べてもよしと、汎用性が生まれます。 ほかにも、大根やきゅうりを切って塩を振っただけの「ひと塩大根」「きゅうりのさっぱり漬け」を作っておけば、食べる時に梅干しやマヨネーズ、しょうがやごま油で和えると、味の異なる一品の完成です。 わが家の冷蔵庫にいつもあるベース菜の「玉ねぎのドレッシング漬け」と「四川の素」、これだけで味が決まる自作調味料の「てりたれ」と「甘酢」のレシピを記事の後半で紹介していますので、作ってみてください。 その便利さとおいしさに、驚かれる方も多いはずです。
◆50年作り続けている定番! 【玉ねぎのドレッシング漬け】 ●材料(2カップ分) ・玉ねぎ…1個 ・A ・酢…大さじ1・1/2 ・サラダ油…1/4カップ ・塩…小さじ1・1/2 ・こしょう…少々 ●作り方 (1) 玉ねぎは薄切りにして、さっと水にさらし、水気を絞る。 (2) ボウルにAを入れて混ぜ、(1) を加えて軽く混ぜ合わせる。ガラス製の保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。(約1ヵ月保存可能) ●おすすめの食べ方 玉ねぎのドレッシング漬けにツナ、マヨネーズを合わせて食パンにのせ、チーズをかけてオーブントースターで焼けばオープンサンドに。 ポテトサラダに加えても、ちくわと鰹節と和えても、コクが出ておいしいですよ。
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