【NFL】パッカーズHCラフルアーという“トップクラスのOC”との対戦に備えるバイキングスDCフローレス
現地29日(日)、ミネソタ・バイキングスの守備コーディネーター(DC)ブライアン・フローレスと、グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーが今季初めて対戦する。その際、NFL最高のディフェンスと、過去2週間でクオーターバック(QB)マリク・ウィリスを脅威的な選手へと変貌させたプレーコーラーが、知恵比べを繰り広げることになる。
『SI.com』によると、フローレスDCは火曜日に、ラフルアーHCについて「われわれがこれから対戦する相手は、攻撃コーディネーター(OC)に関して言えば、間違いなくトップクラスだ」と述べ、こうつけ加えたという。
「彼がテネシー(タイタンズ)にいた頃から、ラフルアーと彼のオフェンスには苦しめられてきた」
フローレスDC率いるディフェンスは開幕から3試合で素晴らしいパフォーマンスを見せている。バイキングスの守備陣はこれまでにサック16回(リーグ最多の1試合平均5.3回)を記録。1シーズンを通して1試合平均サック5回を超えたチームはこれまでにない(NFLの最多記録は1967年のオークランド・レイダースによる4.8回)。バイキングスは今シーズンに総合して30点しか対戦相手に許しておらず、これは1988年以降の3試合での最少失点となっている。
シーズンの最初の3試合で1試合あたり10点以下の失点と平均5回以上のサックをマークした最後のディフェンスは、2006年のボルティモア・レイブンズ(最終成績13勝3敗、ディビジョナルラウンドで敗退)だ。
その一方で、ラフルアーHCはタイタンズ時代に苦戦していたウィリスをプレーメーカーに変えている。ウィリスはタイタンズでの2試合の先発出場で、パサーレーティング39.0――なお、すべてのパスをスタンドに投げてもレーティングは39.6だ――という数字を残し、インターセプト3回、パス成功率51%という成績で終わっていた。しかし、ラフルアーHCのもとで先発した2試合では、ウィリスはパサーレーティング126.3、パス成功率75.8%、タッチダウンパス2回、インターセプト0回をマークしたのに加えて、キャリー12回で114ランヤード、タッチダウンラン1回を記録している。