写真：クラウド Watch

　株式会社インターネットイニシアティブ（以下、IIJ）は9日、顧客の要望に合わせてPCなどのデバイスを提供する「IIJ DWPデバイスサプライサービス」と、DWP（デジタルワークプレース）環境で求められる情報漏えい対策や、デバイスのライフサイクルマネジメントを行う「IIJ DWPデバイスマネジメントサービス」を提供開始した。 　IIJでは、昨今の働き方改革の推進やテレワークの普及により、PCなどのデバイスを調達する際に、DWP環境に必要な情報漏えい対策機能も合わせて導入したいという要望が増えていると説明。さらに、Windows 10のサポート終了に伴うPCのリプレイス需要の増加を背景に、デバイスの調達、キッティング作業、故障対応といったライフサイクル管理のアウトソースのニーズが一層高まっていることから、新たなサービスを提供するとしている。 　IIJ DWPデバイスサプライサービスは、顧客が新たにデバイスを導入する際に、要望に応じたデバイスを調達する。 　IIJ DWPデバイスマネジメントサービスは、エンドポイントセキュリティを強化する「IIJフレックスレジリエンスサービス」の機能を標準で付帯し、デバイスの紛失・盗難時の端末ロック、データ消去や、アプリケーションの監視・自動修復など、ゼロトラストの考え方に基づいた情報漏えい対策機能を利用できる。また、ゼロトラストを実現するリモートアクセスサービス「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」や、「IIJ仮想デスクトップサービス/Citrix Cloud for Azure Virtual Desktop」といった、DWP関連サービスのエージェントアプリケーションをプリインストールし、すぐに利用できる状態で提供する。 　デバイス運用に求められるキッティング作業、故障対応といったライフサイクルマネジメントについても月額料金で利用でき、デバイス運用管理の負荷を軽減する。 　デバイスの調達からキッティング、倉庫保管、出荷、故障対応まで、デバイスのライフサイクルを通じた運用管理サービス提供により、保守運用の効率化とコスト削減が図れる。Windows Autopilotによるゼロタッチキッティングメニューや、デバイス故障など、不慮の事態に対して適用される保証オプションも選択できる。 　IIJ DWPデバイスサプライサービスの価格は、デバイスに応じた個別見積もり。IIJ DWPデバイスマネジメントサービスの価格は、ベーシックメニューが1台あたり月額900円（税別）から。