角田裕毅が「レッドブルに乗っている!」 海外メディアも興奮、テスト走行に「夢じゃないぞ」
アブダビGP後のテストでRB20をドライブ
自動車レースのF1は2024年シーズンの全日程を終え、F1参戦4年目となる角田裕毅(RB)は30ポイントを挙げ、ドライバーズランキング12位で終えた。角田は現地8日まで最終戦が行われていたアブダビに残り、レッドブルのテスト走行に参加。念願のトップチームのマシンをドライブする姿に海外メディアからも「夢を見ているわけじゃない」など興奮の声があがっている。 【画像】「夢を見ているわけじゃない」海外メディアも興奮した角田裕毅がドライブするレッドブルマシンの実際の様子 黒地に、黄と赤が配色された“レッドブルカラー”のマシンを駆る角田に、思わず歓声があがった。英専門メディア「ザ・レース」の公式Xは、角田が走行する車の写真を投稿しながら「おぉぉぉぉぉ、ユウキ・ツノダが……レッドブルに乗っている!」と興奮気味に投稿した。 同じく英専門メディア「プラネットF1」の公式Xも「いや、君は夢を見ているわけじゃないぞ。ユウキ・ツノダがレッドブルに乗っているんだ」と記して写真を投稿するなど、海外メディアの間でも興奮の投稿が相次いだ。 「プラネットF1」は「ユウキ・ツノダが、RB20のテスト後にレッドブルに明確なメッセージを送った」という見出しで記事を掲載。「2021年からレッドブルのドライバーであるにもかかわらず、ツノダはグッドウッドでの出場以外では、これまでファーストチームの車を運転したことはなかった。しかし、シーズン最終セッションでそのチャンスが与えられた」と、初テストの機会が訪れたことを明かした。 続けて「シーズン後のテスト中、多くのドライバーが別のハンドルを握ることに慣れつつあった。しかしツノダにとっては、たとえ永久にシートに就くことがなかったとしても、レッドブルマシンがどんなものなのかを知るチャンスであった」と貴重な経験であることを強調した。 アブダビテストで丸一日、レッドブルのマシンのハンドルを握った角田は、合計127周を走行。これは全ドライバーの中で9番目に多い周回数であるという。記事内で角田は、「このマシンは僕のドライビングスタイルに合っていると感じた。そして適応するのに苦労することもほとんどなかったし、今日はロングランでも安定して走行できた」と振り返っている。 続けて「今はこれまで以上に幸せだし、チームが各走行で必要な情報を確実に得られるようにすることが、今日最も重要なことだった」と手ごたえを口にした角田。記事は、「レッドブルは現在、来シーズンの選択肢を検討しているが、ツノダは候補には入っていないと見られている。そしてクリスチャン・ホーナーは以前、ツノダのテストでの登場はエンジンサプライヤーのホンダへの厚意によるものだと示唆していた」と結んでいる。
THE ANSWER編集部