メッカ大巡礼、酷暑に警戒 最高気温48度、礼拝短縮も
【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が14日から始まる。砂漠気候のサウジでも酷暑に見舞われる時期で、気象当局によると、19日までの期間中の最高気温は48度まで上昇する見込み。当局は集団礼拝を短縮し、熱中症対策を徹底するよう求めている。 ハッジは礼拝や断食などと並ぶイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に一度、行うことが求められる。サウジメディアによると、10日までに150万人以上が世界各地から到着した。 6月下旬となった昨年のハッジも厳しい暑さに襲われ、2千人以上の熱中症患者を出した。