【MLB】パドレスがシースら主力3選手へのトレード打診を受付中 首位打者アライズもトレード候補に 米報道
昨オフ、フアン・ソトをトレードでヤンキースへ放出したパドレスだが、今オフも主力選手を絡めた大型トレードを画策しているようだ。日本時間12月12日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、パドレスは多くの選手へのトレード打診に耳を傾けており、そのなかにはディラン・シース、ルイス・アライズ、ザンダー・ボガーツという主力3選手も含まれているという。11年契約を結んでいるボガーツの放出は現実的ではないが、1年後にFAとなるシースとアライズが放出される可能性はありそうだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ パドレスは複数の補強ポイントを抱えている一方で、資金的な余裕があまりない状況。これは昨オフの状況と酷似している。昨季はソトを軸とした大型トレードを成立させ、戦力の整備に成功したが、今オフも同様のスタイルで戦力補強を狙っているようだ。 現在28歳のシースは今季開幕直前にホワイトソックスからトレードで加入。33試合に先発して189回1/3を投げ、14勝11敗、防御率3.47、224奪三振としっかり結果を残し、先発ローテーションの中心的存在を担った。1年後にFAとなるため、パドレスはシースとのトレードで即戦力を含む複数の優秀なタレントを獲得したいと考えているのだろう。 現在27歳のアライズは今年5月にマーリンズからトレードで加入。150試合に出場して打率.314、4本塁打、46打点、9盗塁、OPS.738をマークし、3年連続となる首位打者に輝いたが、OPSが示すように全体的な攻撃力はそれほど高くなく、パドレスとしては必ずしも不可欠な戦力とは考えていないのかもしれない。シース同様、1年後にFAとなるため、トレードの可能性は十分にある。 現在32歳のボガーツは2022年オフにレッドソックスからFAとなり、11年2億8000万ドルの長期契約で加入。移籍2年目の今季は111試合に出場し、打率.264、11本塁打、44打点、13盗塁、OPS.688を記録した。契約に見合った成績を残せていないため、パドレスが残りの契約の大部分を負担しない限り、トレードは成立しないと思われる。 なお、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、FA市場の先発投手の価格が高騰していることを踏まえ、今後シースの人気が高まっていくことを予想している。