エプソン、エコソルベントインク搭載プリンターの新製品「SC-S9150」を発表
エプソン販売株式会社は11日、エコソルベントインク搭載プリンターの新製品「SC-S9150」を2025年春に発売すると発表した。 SC-S9150は、オレンジやレッドインクに加えてグリーンインクを追加することで、色域を最大19%拡大した。これにより、コーポレートカラーや厳密な色指定にも対応でき、圧倒的な表現力を実現した。 また、最新のPrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッドを搭載し、最新ヘッドの性能を最大限に発揮できるインク吐出技術により、さらなる高画質を実現した。加えて、塩ビ標準10Passを1200×600dpiの解像度に上げることで、標準Passでもバンディングの少ない印刷が可能になった。ホワイトインクのノズル数も従来機(SC-S80650/L)の2倍になり、生産性と遮へい性が向上した。 最新のPrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッド搭載により、ヘッドサイズとノズル総数が従来機と比べ約1.3倍になり、プリントスピードが最大11%向上した。また、従来機の高い搬送精度や布ワイパーによるヘッド周辺の自動清掃機能はそのままに、新たにノズル抜けを自動検知し補完する機能や、印刷前にメディア表面に付着したごみやほこりを取り除くメディアクリーナーを搭載した。 従来機より高さが約30cm低くなったことで、作業空間の見通しが良くなり、生産機特有の圧迫感がなくなった。フラットな天面で空間を圧迫しない新デザインにより、快適な作業環境を提供する。 製品の価格(税別)は、エコソルベントインク搭載プリンター 11色モデルの「SC-S91SD」が298万円、SC-S9150+測色器SD-10セットモデルの「SC-S91SD」が304万円。
クラウド Watch,三柳 英樹