日本国内、泊まれる「お城」3選
そして、大洲の伝統芸能である神楽を観賞し、何世紀も続く文化の奥深さと歴史にふれ、ガイドによる城内ツアーを終えたら、お楽しみの夕食タイム。 重要文化財・高欄櫓(こうらんやぐら)で、加藤貞泰が食したであろう献立を現代風に表現した殿様御膳を、加藤家が藩財政再建のために作らせた砥部焼の器で地酒とともにいただこう。伊予や瀬戸内の素材をふんだんに用いつつ、シェフがゲストの細かいリクエストにも対応してくれる。
食後は、復元にあたり寄贈された地元産中心の木材でできている天守を回り、木の香りや建築の美しさを愛でるもよし、宿泊者専用のラウンジで城を眺めつつシャンパングラスを傾けるもよし、ライトアップされた城を臨みながらゆっくり湯船に浸かるもよし、思い思いに過ごしてみて。 歴史を追体験しながらあたたかい寝床に入れば、夢の中で江戸時代にタイムスリップできるかも?
また、景勝地・臥龍淵(がりゅうぶち)を見下ろす数寄屋造りの重要文化財「臥龍山荘」を貸し切っての朝食も、ステイの醍醐味のひとつだ。明治の貿易商・河内寅次郎が客人をもてなすために建てたこの山荘は、周囲の自然と見事に調和し、どのシーズンでも実にフォトジェニック。時間を忘れて過ごしたくなる。 肱川での遊覧やSUP、鵜飼観賞、市内での伝統工芸体験や文化遺産巡りなど、好みに合わせてプログラムをカスタマイズもできる(要追加料金)ので、予約時に相談してみて。 写真:臥龍山荘内の茶室、不老庵。肱川に向け舞台のようにせり出した造りになっており、美しい風景を楽しめる。 定員/6名(子どもを含む) ※予約は大人2名より 1泊2日、2食付きの基本料金/2名利用時 ひとり¥660,000、3名利用時 ひとり¥484,000、4名利用時 ひとり¥396,000、5名利用時 ひとり¥343,200、6名利用時 ひとり¥308,000 ※小学生 ¥66,000、未就学児 ¥44,000、乳幼児(3歳以下)無料 tel. 0120-210-289(VMG総合窓口)