日本国内、泊まれる「お城」3選
翌朝は、京極家2代藩主・京極高豊(たかとよ)により造られた大名庭園「中津万象園」に移動して朝食を。 風光明媚な庭園や樹齢650年の大傘松を眺めながらお腹を満たしたあとは、職人の手ほどきのもと丸亀の伝統工芸品であるうちわ作りを体験したり、現存する日本最古の煎茶室とされる「観潮楼」で煎茶道を体験したりもできるので、ここにしかないスペシャルな体験を思う存分堪能しておいて(すべて料金に含まれる)。 瀬戸内プライベートクルーズ、讃岐のり染、和菓子作りなど、オプションで追加できるプログラムも豊富(要追加料金)。 定員/4名(子どもを含む) ※予約は大人2名より 1泊2日、2食付きの基本料金/2名利用時 ひとり¥632,500、3名利用時 ひとり¥465,570、4名利用時 ひとり¥382,520 ※ひとり¥192,500で連泊(素泊まり)可 ※小学生 ¥66,000、未就学児 ¥44,000、乳幼児(3歳以下)無料 tel. 0120-210-289(VMG総合窓口)
大洲城キャッスルステイ(愛媛県大洲市)
愛媛県の肱川(ひじかわ)のすぐそばに立つ大洲城は、鎌倉時代末期、1331年(元弘元年)に守護として国入りした、宇都宮豊房によって築城されたとされる城。かつて天守は老朽化により一部を除き解体されたが、地元住民らの保護活動や寄付により、2004年に江戸時代当時の姿に忠実に復元された。全国でも5つしかない、木造復元天守のひとつとして知られている。 天守と2つの重要文化財の櫓を含むこの城を客室として利用できるのが、この「大洲城キャッスルステイ」。到着後はまず甲冑や着物に着替え、城門へ。250年以上大洲藩を治めた加藤家の初代藩主・加藤貞泰が、1617年に大洲藩へ移封し入城するスペクタクルなシーンを再現してくれ、宿泊者は一日城主としてそこに参加できる。ドラマティックなスタートに、滞在への期待に胸が膨らむこと間違いなし! 写真:入城体験では、ほら貝や陣太鼓の音に合わせて歩みを進めると、地元住民の方々や団体がお出迎えをしてくれる。大洲藩鉄砲隊による火縄銃の祝砲も間近で見られる。