あなたのウォーキング、「痩せないダイエット」になってるかも...? 致命的な「5つのミス」を英専門家が解説
本気で痩せたいなら、週に2,3回ジムやレッスンに通って、定期的にHIIT(高強度インターバルトレーニング)をやる方が、ウォーキングよりメリットがあるに違いないと思っている人は意外と多い。緩やかに公園を散歩、もしくは通勤の行き帰りで一駅分ウォーキングするよりも、最大限にエネルギーを使うセッションを取り入れるほうが、効果的にダイエットに効くと。だが、実際はそうとも限らないと、コンディショニングコーチのアンディ・ヴィンセントは言う。 【2024年最新】美味しくて続けやすい!ソイプロテインのおすすめ26選。ダイエット・美容に 「たとえ1週間に3回ジムで激しいセッションをやったとしても、消費されるエネルギー(あるいはカロリー)は、1週間あたりの総エネルギー消費量で見るとほとんど減りません。それに比べて、定期的なウォーキングは簡単に蓄積できます。毎日できて、そこまで体力を消耗せず、空腹感を駆り立て過ぎることもありません。週を追うごとに消費カロリーは積み重なり、1日あたりの消費カロリーは激しい運動のクラスをやるより3倍多くなる可能性があることが新研究からわかっています」。 「もちろん、筋肉をつけたい人や、心臓の健康を守りたい人など、目的があって意図的な有酸素運動や筋力トレーニングをすることは、多くのメリットがあります。ですが、その目的が"体重を落とす"ことである場合には、ウォーキングこそ優れた方法なのです」 でも、ウォーキングをしているのに体重が減らない場合はどうすればいいのだろう? そこで、歩いても体重が減らない理由と、その改善法を聞いてみた。 お話をうかがった専門家: アンディ・ヴィンセント(20年のキャリアを持つ、筋力とスポーツ競技コンディショニングの専門コーチ)
①いきなりたくさん歩き過ぎている
「今まで座りがちな生活をしていた人が突然たくさん歩き始めると、かなりカロリーを燃焼しますが、体は恒常性(エネルギーバランス)を維持しようとして、空腹のサインを送ります。これが、歩く量を徐々に増やしていかないとより激しくなり、かえって食べる量が増える可能性があります。それが体重減に苦労する理由になっているかもしれません。歩く量を徐々に増やすかどうかに関わらず、ダイエットをしている時は空腹感が高まる可能性は高いもの。過剰な空腹感を避けるには、徐々に歩く量を増やすようにしましょう。 もっと長く、あるいはもっと頻繁に歩けるかどうかは、体の声に耳を傾けて。歩いた直後に空腹を感じるか? 突然ひどく疲れを感じるか? もし、そう感じるのであれば、少し無理をし過ぎているかも。逆に全然平気!という人は、あと5分長く歩けるかもしれません。疲れ過ぎたりお腹が空き過ぎたりしないことを確認した上で、毎週少しずつ増やしていきましょう」