新潟特別指定の東洋大DF稲村隼翔 残留決定に「やっとぐっすり眠れました」 最終節はスタンドで見守る
東洋大は9日、都内のキャンパスでJリーグ、WEリーグの加入内定記者会見を行った。サッカー部男子部門から来季Jリーグ入りするのはMF新井悠太(東京V)、DF稲村隼翔(新潟)、MF中山昂大(大宮)、GK前田宙杜(沼津)、MF渡井翔琉(沼津)の5選手。同女子部門からはDF落合依和(大宮)、FW小林莉々子(千葉)、MF宮本妃菜里(新潟)の3選手が来季WEリーグ入りする。 新潟内定の稲村は、前日8日の今季最終戦で残留が決まり「ホッとしています。やっとぐっすり眠れました」と笑みをこぼした。今季は特別指定選手として、大学とクラブを行き来しながらリーグ戦12試合に出場。最終ラインで確かな存在感を放った。しかし最終節の浦和戦はインカレ出場のため、大学の活動を優先することが事前に決まっていた。残留を懸けた大一番はスタンドから見届け、「チームメートに感謝したい」と安どした。 ルヴァン杯ではクラブ初の決勝進出に大きく貢献し、東洋大には新潟サポーターから感謝を込めた寄付が殺到。10月から11月上旬にかけ、約140人から総額100万円超が集まったという。大学関係者も「今までに例がない」と驚く熱狂的なサポーターの存在に、稲村も「これから毎週のように熱いサポーターの皆さんの前で戦えることが楽しみです」と気持ちを高ぶらせた。