雪国で《植えてよかった》グランドカバー植物4選。植えっぱなしOKの多年草【雑草対策に】
植えてよかったグランドカバー!半日陰~日陰でも育つ多年草2選
●カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[落葉] ナチュラルガーデンにぴったりの、野趣あふれる白い小花を咲かせるカーペットカスミソウ。シバザクラよりも少し遅れて、かわいらしい花で地面を覆います。 筆者は、昼~夕方に日が当たる場所のグランドカバーとして育てています。本当は午前中のみ日が当たる場所が適していますが、少し環境が悪くても、たくましく育って花を咲かせてくれています。 高温多湿に弱いため、寒冷地向きのグランドカバー植物。花が咲く前と秋に、固形肥料を撒いておくと元気に育ち、花つきもよくなります。成長は穏やかですが、少し乾燥に弱い印象なので、夏の水切れには注意してください。 ※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗) ●ギボウシ(ホスタ)[落葉] 品種が豊富でどれも葉が美しいギボウシは、初夏にうす紫や白色の、清涼感あふれる花を咲かせます。葉焼けしやすく乾燥に弱いため、しっとりとした日陰を好む植物。葉色の違うギボウシを寄せ植えすると、おしゃれですよ。 ギボウシは毎年ほぼ同じサイズで葉を広げるため、雑草対策として植えるなら、複数のギボウシを初めから密に植えるのがおすすめ。筆者は葉の大きなオオバギボウシを育てていますが、ときどき葉の隙間から雑草が伸びてくることがあるので、1~2か月に1回程度は草取りが必要です。 とはいえ、ギボウシ自体はほぼほったらかしOK。手がかからず、育てやすくて美しく、カラーリーフとしても楽しめるグランドカバー植物です。春の新芽が出る頃と花後の年2回、固形肥料を撒いておくと元気に育ちます。 ※参考価格:400~1800円前後(3~3.5号ポット苗)
まとめにかえて
寒冷地に住む筆者が、実際に庭で育てている植物の中から「植えてよかった」と感じているグランドカバー植物を4つご紹介しました。植えてみたいグランドカバー植物はありましたか? また、筆者が育ててみて感じた成長スピードや育てやすさについてもお伝えしました。これは、植える地域や環境によって変わるため、筆者の住んでいる地域での感覚として参考にしてください。 グランドカバー植物は地面を這うように育つため、蒸れやすく、夏の高温多湿で傷みやすい植物。しかし寒冷地では、夏の気温や湿度が比較的低い地域が多いため、グランドカバー植物を育てやすい環境です。気になる植物があったらぜひ、来年の春にお迎えしてみてくださいね。
鈴森 真樹