雪国で《植えてよかった》グランドカバー植物4選。植えっぱなしOKの多年草【雑草対策に】
「春~秋は雑草が勢いよく伸びるのに、冬は雪に覆われて冬越しできない植物が多い」そんな、環境変化が激しい雪国の庭。きれいで手のかからない庭を作りたくても、何を植えたらいいのか悩んでしまいますよね。 ◆【写真4枚】香りがよく、春に咲く小花もかわいらしい「クリーピングタイム」など、2枚目以降も《寒冷地の気候にあったグランドカバー植物》をご紹介! 雑草対策をしながら、緑あふれる美しいお庭を保つには、地面を覆うように成長し、葉が密生するグランドカバー植物がおすすめ。寒冷地では、植えっぱなしで越冬できる、寒さに強い植物であることも必須条件です。 この記事では、寒冷地(秋田県)でガーデニングを楽しんでいる筆者が、実際に庭で育てている植物の中から「植えてよかった」と感じているグランドカバー植物を4つ、参考価格とともにご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「寒冷地向け《植えてよかったグランドカバープランツ》」
・クリーピングタイム ・シバザクラ ・カーペットカスミソウ(オノエマンテマ) ・ギボウシ(ホスタ) ほぼほったらかしで雑草対策になる植物ばかりなので、寒冷地のガーデナーさんはぜひ参考にしてくださいね。次でひとつひとつ見ていきましょう!
植えてよかったグランドカバー!日なたでも成長穏やかな多年草2選
●クリーピングタイム[半落葉(寒冷地では落葉)] クリーピングタイムは多少踏んでも大丈夫で、踏まれるとよい香りが広がるグランドカバー植物。庭の小道や玄関アプローチなど、頻繁に人が通る場所の雑草対策におすすめです。春~初夏には、白やピンク、うす紫色のかわいらしい小花を咲かせてくれますよ。 筆者は玄関横の植栽スペースに植えています。成長が穏やかで高さはあまり出ず、葉が密生するので雑草もほとんど生えない、グランドカバーとして優秀な植物。行ってほしくない場所に広がってしまったときの切り戻しも簡単です。 日当たりと風通しのよい場所で元気に育ち、年1回程度の切り戻し以外はほぼほったらかしOK。クリーピングタイムは料理に使うコモンタイムの仲間ですが、食用には向きません。 ※参考価格:150~600円前後(3~3.5号ポット苗) ●シバザクラ[常緑] シバザクラは、八重桜の開花と同じくらいの時期に、サクラに似た花を咲かせるグランドカバー植物。花の季節には葉を覆うように花を咲かせるので「サクラの絨毯」を楽しめますよ。花色はピンク・うす紫・白など、春らしいふんわりとした色合いの品種がほとんどです。 こぼれるように伸びる姿が素敵なので、筆者は写真のように段差のある花壇の端に植えています。成長は穏やかで、満開の季節は本当にきれい! もちろん雑草対策としても活躍してくれます。唯一の欠点は、葉がチクチクして痛いこと。切り戻しの際は手袋必須です。 日当たりのよい場所に植え、花が咲く前に固形肥料を撒いておくと花付きがとてもよくなります。寒さにも病虫害にも強く、雪の下でも常緑の葉を落とさない、健気で丈夫なグランドカバー植物です。 ※参考価格:100~400円前後(3~3.5号ポット苗)