「あほ」「死ね」などのパワハラ発言認める 愛知県東郷町長が会見 冗談や「ツッコミ」のつもりだったと謝罪
「あほ」「死ね」などのパワハラ発言認める 愛知県東郷町長が会見 冗談や「ツッコミ」のつもりだったと謝罪
町職員に対するハラスメント疑惑が報じられた愛知県東郷町の井俣憲治町長が16日、町役場で記者会見を開いた。「あほちゃうか」「死ね」「パートのおばちゃんだってできる」など一連の不適切な発言があったことを認め、「軽率な言動により心を痛めた職員に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。着ぐるみの女性職員に抱きつくなどした行為はセクハラと認識していないとしたが、第三者委員会を立ち上げて検証すると明らかにした。 【動画】愛知県東郷町の井俣町長がパワハラ報道で会見(2023年11月16日)
「パートのおばちゃん」発言も不適切と反省
井俣町長については、昨年ごろからパワハラとみられる言動が繰り返されたとして町職員が独自にアンケートを取り、回答者の半数以上がハラスメントを「受けた」「見た」と答えたとされる。 井俣町長は日頃から「あほちゃうか、死ね」などを「お笑いのツッコミみたいに軽く使っていた」という。「職員とできるだけフレンドリーに接したいという気持ち」だったが「認識間違いだった」と釈明。「パートのおばちゃん」発言については「いろいろな仕事のあり方、働き方がある中で揶揄ともとれる発言で不適切」だったと認めた。
セクハラ疑惑は「相手に気持ちがあれば私の認識違い」
女性職員に「いつ巨乳になって戻ってくるの?」と言ったとされる問題は「(その女性職員と)常日頃から冗談が言い合える信頼関係があると思っていた」ため、自身にセクハラの認識はないとした上で「相手に(セクハラとの)気持ちがあれば私の認識違い」だとした。 今後については「どのような場面においても不適切な発言をしないよう肝に銘じ、冗談や軽口を控えるようにし、職員や町民が不快、不安にならないよう適切に職務に当たっていきたい」と述べた。 (関口威人/nameken)