日本保守党の大阪街宣が混雑で中止「申し訳なかった」 名古屋・河村市長が会見
日本保守党の大阪街宣が混雑で中止「申し訳なかった」 名古屋・河村市長が会見
名古屋市の河村たかし市長は13日、市役所で定例記者会見に臨んだ。共同代表を務める日本保守党が大阪市内で行った街頭演説について、聴衆の混雑で予定より30分早く中止したことを「ご迷惑をかけて申し訳なかった」と陳謝した。一方、「既存政党に対する不満がものすごいある」ことの表れだとして、次期衆院選や各地の首長選に向けて活動する意思を示した。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2023年11月13日)
首長選などへの候補擁立「なるべく早く」
街頭演説は11日午後6時前から大阪・梅田駅前で始まった。河村市長と代表で作家の百田尚樹氏、事務総長でジャーナリストの有本香氏の3人が壇上に立ち、聴衆が周囲の路上や立体歩道上に密集した。 河村市長によれば午後6時ごろ、地元の消防に「将棋倒しが発生した」との通報が入り、救急車や消防車が出動。実際に将棋倒しは起こっていなかったが、通行が妨害されているなどとして午後6時15分に警察から演説を中止するよう警告が出され、1時間の予定を30分で切り上げた。付近の家電量販店からも中止の要請があったという。 河村市長は「政治活動の自由はあるが、雑踏の事故についてはよっぽど注意を払わないかん」とし、警察に顛末書を出すなどした上で「どうやってこれからやっていくか考えております」と述べた。 日本保守党としての候補擁立については「できるところから首長選や衆院選に必ず立てる」と断言。時期については「なるべく早く」とし、近く候補者の公募を始めると明かした。
税金滞納の神田議員に「不思議でしょうがない」
税金滞納が報じられていた自民党の神田憲次衆院議員については、「本当のこと言ったらどうだ。なんで4回も滞納したのか不思議でしょうがない」と指摘した。 神田議員は名古屋市西部を含む衆院愛知5区の選出。税理士資格を持つが、自身が代表を務める会社が保有する名古屋市内の土地・建物について固定資産税などを滞納し、市税事務所から10年間で4回にわたって差し押さえを受けていたことが発覚、この日午後に財務副大臣の辞表を提出した。 (関口威人/nameken)